船橋市議会 > 1992-09-21 >
平成 4年第3回定例会-09月21日-06号
平成 4年第3回定例会-09月21日-06号

  • "施設"(/)
ツイート シェア
  1. 船橋市議会 1992-09-21
    平成 4年第3回定例会-09月21日-06号


    取得元: 船橋市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-25
    平成 4年第3回定例会-09月21日-06号平成 4年第3回定例会      平成四年第三回船橋市議会定例会会議録(第六号) 〇議事日程 第六号   平成四年九月二十一日(月曜日)     午後一時開議  第一 一般質問(前会の続き)  第二 発議案第二号 船橋市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例(津賀幸子君外十二人提出)  第三 請願第二号及び第三号並びに陳情第四十号から第五十五号まで  第四 会議録署名議員の指名       ───────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~        午後一時四分開議 ○議長(和田善行君) 出席議員数が定足数に達しておりますので、これより、本日の会議を開きます。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) 議事日程は、配付したとおりであります。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~
    ○議長(和田善行君) 日程に入ります。  日程第一、一般質問を行います。  十八日の会議に引き続き、順次質問を許します。  清水美智子君。(拍手)      [清水美智子君登壇] ◆清水美智子君 公明党の清水美智子でございます。  「生活者の政治」のさらなる推進という立場に立って、今回は、福祉と緑、学校五日制、学童保育、医療対策の四つにかかわる問題に絞って質問をさせていただきます。あらあらではなく、明快でかつ積極的な答弁を切にお願い申し上げます。  まず、福祉と緑にかかる問題につきまして、お伺いいたします。  二十一世紀まであと七年三カ月となりました。これからの世代により豊かで、より安全な住みよい社会を残すことは、私たちに課せられた共通の課題であり、共通の願いでございます。ところで、今月十四日、本市はこれまでの二つの都市宣言、すなわち昭和五十八年十月十日の「スポーツ健康都市宣言」、昭和六十一年十二月十九日の「平和都市宣言」に加えて、三つ目の「福祉と緑の都市宣言」がなされました。福祉の充実、緑とオープンスペースの確保は、いずれも重要な政策課題ですが、これをつなげたねらいがどこにあるのか、いま一つ判然といたしません。そこで、どのような考察のもとにこうなされたのか、とくと市長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  続きまして、今回の宣言に関することも含めまして、福祉と緑とに分けて、順次質問をしてまいりたいと思います。初めに、福祉にかかる問題につきまして、若干お伺いをしてまいります。  超高齢社会の構築と共に、次代を担う健全な児童の育成や障害者を受け入れる社会の構築など、福祉への国民のニーズは複雑多様化しております。そこで伺います。第一に、福祉サービスは申請主義が原則ですが、窓口の職員が担当外の事業について十分な案内ができなかったり、福祉事業が繁雑なため利用者が手続きに気おくれしてしまったという例が少なくありません。東京板橋区では、複雑な福祉関係の業務をコンピューターで一本化する福祉総合システムを導入し、好評を博しております。これは窓口で本人の状況をコンピューターに入力しますと、受けられる福祉サービスがたちどころにわかるというものです。本市におきましても、この際導入すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。  第二に、白内障患者の眼内レンズの購入、挿入手術に対し、本年四月から健康保険が適用されることになりましたが、手術を受けても十分に見えないため、矯正用の補助眼鏡を必要とするケースがあります。このため、千葉市では本年七月から眼内レンズ挿入者視力矯正用補助眼鏡購入に助成しています。本市においても助成するようにすべきではないでしょうか。  第三に、在宅福祉の成否の鍵を握るのがホームヘルパーホームナースなどのマンパワーです。なぜなら、自立性が低下し、援助の手を必要とする人々が施設への入所や病院への入院をぎりぎりまで回避し、自宅で生活を続けるためには何よりもまず人手が必要であり、家族の扶養機能が衰退し続ける今日では、社会的サービスとしてそれが用意されなければ在宅福祉は成り立たないからです。マンパワーの確保の状況がそのまま在宅福祉の指標をあらわすと言っても過言ではないでしょう。本市ではマンパワーの確保についてどのような対策がとられ、またどのような検討がなされているのでしょうか。  第四に、先日、公明党の女性議員団で視察をしてまいりましたところの東京江戸川区の介護を必要とする、高齢者や身体障害者が生活しやすいように住まいを改造する場合の費用を全額助成する、「すこやか住まい助成制度」が福祉サービスの一つのあり方として注目を集めております。全額無料というのも思い切った施策ですが、同区では寝たきりになった場合の負担よりは軽い金額で済むと言っております。福祉と緑の都市宣言をした元年の年でもありますので、本市におきましても導入すべきではないかと考えますがいかがでしょうか。  第五に、入浴や介護など自治体による高齢者などの有料福祉サービスが広がる中で、サービスを受けたいが資金がないという人に対し、自宅の土地を担保に資金を貸し付ける福祉資金融資制度を導入する自治体がふえているようです。老後を自宅で過ごしたいという人の援助の一環として、本市においても導入について検討すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。  第六に、晩婚化の進行による二十歳代、三十歳代の女子の未婚率の上昇により、出生率が低下傾向にあり、我が国の社会経済に様々な影響を及ぼすことが心配されております。次の時代の社会保障システムの担い手を育てるという観点を踏まえて家庭を築くことや、子育てに喜びを感じることができるような社会の実現を目指し、子供が健やかに生まれ育つための環境づくりを推進していく必要があると思いますが、施策の遂行の上でどのように配慮していく方針なのか説明していただきたいと思います。  第七に、今回の宣言に伴い福祉に関する記念事業として、船橋市福祉基金の創設、障害福祉関係者によるまちづくり委員会の設置、財団法人船橋福祉サービス公社の設立、市単独で老人医療費助成対象年齢を六十八歳に引き下げの四事業が掲げられておりますが、それぞれの事業の目標水準をどのように想定されているのでしょうか。なお、老人医療費の助成についてですが、習志野市や八千代市など近隣の自治体では数年前から実施されており、本市だけが取り残されておりました。それを実施に移すからといって記念事業として掲げたことには、賛成できません。別の施策と差しかえてはと考えますが、いかがですか。  続いて、緑にかかる問題について若干お伺いいたします。  我が国は、経済的には豊かになったと言われてはいるものの、労働時間の長さ、生活空間のゆとりなどの面で豊かさを実感できるまでには至っておりません。このような状況を生み出している原因の一つに公園、下水道、住宅などの生活に関連した社会資本の整備が立ち遅れていることが指摘されております。とりわけ、都市に潤いや美しさをもたらす緑とオープンスペースが量的にも質的にも不足をしており、都市公園のストックは欧米諸国に比べ著しく低い状態です。都市構成上、また都市生活面で基盤となる緑とオープンの確保に当たって、都市公園はその公開性と存続性が制度的に保障されており、緑とオープンスペースの有する多面的な機能を確実に実現することのできる主導的役割を果たす根幹的なオープンスペースです。そして、この整備に対しては、避難地、避難路の確保を初め、失われた緑の回復、自然との触れ合いの場、安全な児童の遊び場として、その整備の推進が求められております。加えて、健康の維持増進の場、高齢者を初めとする幅広い年齢層の余暇活動の場としてその果たすべき役割は今後一層増大すると思われます。  そこでお伺いいたします。  第一に、現況の一人当たりの公園面積はどうなっておりましょうか。  第二に、二十一世紀までの市民一人当たりの目標水準をどのように設定し、整備の推進を図っていかれるのでしょうか。  第三に、地域独自の発想や創意工夫に基づく個性的な公園施設の設置が可能となるよう、公園施設の設置基準を見直すべきではないかと考えますが、いかがですか。  第四に、公園緑地は緑に囲まれた閉鎖空間とするより、都市景観面からも公園緑地の境界部分の処理にもっと工夫を凝らし、周辺地域と一体となった明るく解放感のある空間とするような配慮が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。  第五に、都市の中では四季の変化を実感できる場所が少なくなってきております。そこで、もっと草花や花木、紅葉を楽しめる樹木を用い、開花期、枝葉の色の変化など植物の持つ特性を生かし、春夏秋冬、四季折々の変化を楽しめる魅力のある空間とするよう配慮する必要があると思いますが、いかがでしょうか。  第六に、防災的役割も大事です。避難場所として予定されている公園については、そこが避難場所であることを広く住民が知っている必要があります。平素の利用であれば公園までの誘導標識はそれほど必要ないかも知れませんが、災害時には来たい人はどうぞとはまいりません。地理不案内の人も公園まで到達できるように誘導標識を整備していく必要があると思いますが、いかがでしょうか。  第七に、避難場所としての施設整備も必要です。情報を伝える設備、井戸など飲料水を供給する設備が考えられますが、これらの整備の現況はどうなっておりましょうか。  第八に、公園への時計塔設置のことです。この問題につきましては、昨年六月の第二回定例会で取り上げさせていただきました。その結果、本年二月に西習志野に設置していただき、続いて北習志野、高根木戸、薬円台、御滝、小室、若松にそれぞれ設置をしていただきました。早速実施に移していただいたことに感謝の意を表しますとともに、さらなる整備の推進方を切にお願いいたします。  第九に、公園の砂場の定期的な砂の入れかえの問題につきまして、十六日の一般質問におきまして、我が党の先輩議員が取り上げましたが、この際、私からも強く要望させていただきます。  最後に、今回の宣言に伴い、緑に関する記念事業として、アンデルセン公園の建設、市民参加によるグリーン作戦の展開、緑地取得事業の拡大、焼却灰から透水タイルをつくる実験工場建設の四事業が掲げられておりますが、それぞれの規模、事業量についてあらましご説明ください。  なお、アンデルセン公園の建設について、「障害を持つ人たちも楽しめる大型公園を建設します」としていますが、具体的にどのようなことを考えておられるのか、お伺いいたします。  次に、学校五日制にかかる問題につきましてお伺いをいたします。  現在、我が国の教育は大きな曲がり角にあります。受験戦争の激化、高校中退者や不登校児の増加、落ちこぼれの児童、生徒、校内暴力など憂慮すべき事態が続いております。本来、教育とは一人一人の可能性を開き、人間としての成長を促す営みであるはずです。しかし、現状は、青少年期のある一時期の学校歴によって一生が決定しがちな社会になっているため、子供たちを人間形成において最も大切な幼児期や青少年期に過酷な受験戦争に駆り立てる結果を招いております。こうした弊害は一日も早く打破されなければなりません。  ところで、地域や家庭でのさまざまな体験を通じ豊かな個性や創造性を培う、いわゆるゆとりある教育をねらいとした当面月一回の土曜休校が、今月十二日にスタートしました。そして、月二回の五日制を早ければ一九九四年度にも導入し、学習指導要領の次の改定に歩調を合わせて、おおむね十年後にすべての土曜を休みとする完全五日制を実施するとの見通しも示されました。この五日制について、真に学力偏重に大きく傾いた教育観を社会全体が見直す契機になることを期待しておりますが、まだまだ詰め切れていない部分や課題が少なくないように思います。  そこで伺ってまいります。  第一に、学校開放について校庭と体育館だけではなく、図書室も開放すべきではないかとの声も寄せられておりますが、いかがでしょうか。  第二に、校内で事故が起きた場合、学校の行事計画に基づいてのことでないため、日本学校安全会災害共済給付制度の補償の対象にならないようですが、どう対処されるのでしょうか。  第三に、学習に遅れがちな児童生徒に対しての対処方針はいかがでしょうか。  第四に、公立校と私立校との学校間格差が広がっている中で、今後五日制が導入されたことによってなお一層公立校離れが起こる心配はありませんか。  第五に、全国のカラオケボックス事業が受け皿として、保護者同伴の児童生徒の入店料、機器利用を無料とするキャンペーンを打ち出し、これを文部省が後援することを決定しておりますが、これを受け入れたのでしょうか。それとも、健全育成上好ましくないとして見送られたのでしょうか、お伺いいたします。  第六に、松戸市におきましては、休日となる土曜日の午前中は塾も授業をしないことで足並みを揃えておりますが、本市ではどうなっておりましょうか。  第七に、障害を持つ子供たちが入っていける地域の施設につきましては、周知がされておりますか。もし、まだであれば早急に調査を実施し、周知すべきことを強く要望をいたします。  次に、学童保育にかかる問題につきまして、お伺いをいたします。  働く母親の増加や核家族の増加に伴って、放課後の家庭保育が欠ける小学一年生から三年生までの児童の保護育成や事故防止に努めている児童育成クラブ、いわゆる放課後の家は年を追ってその存在価値が高まっております。政府においても昨年、放課後児童対策事業を発足させ、学童保育に新たな目を向け始めました。しかし、学童保育は保育園のように制度化されておらず、運営が自治体に任されているために、その運営はさまざまで学童保育関係者などから施設専任指導員の確保についての方針が不明確であるなどの指摘がなされており、学童保育を制度化してほしいという声が強まっております。ご承知のとおり、学童保育は昭和四十一年度に文部省が留守家庭児童会育成事業として、下校後、保護者のいない家庭の小学生を対象に児童を集め、市町村が留守家庭児童会を開設する場合の補助金交付を示したのがこの事業の始まりです。  本市におきましては、昭和四十三年度から留守家庭児童対策事業運営要綱に基づき委託事業として開始され、さらに昭和五十六年度から運営委員会委託方式法人委託方式の二つの方式によって実施されております。そして、現在の児童育成クラブ施設確保の状況は、十五人以上を一クラブとして三十五クラブあり、借家が二十一カ所、児童ホームとの併設が六カ所、小学校開放が四カ所、私立保育園との併設が二カ所、幼稚園との併設が一カ所、自治会館を使用が一カ所となっております。五十五小学校区すべてに児童育成クラブが設置されていないため、児童育成クラブのない小学校区の子供たちは委託事業が始まって二十四年もたつ現在においても、放課後は子供のみで過ごさざるを得ない状況に置かれていたり、他学区の児童育成クラブに通っている子供もおります。  そこで、まず施設の確保の観点から、若干お伺いいたします。  第一に、市立小学校五十五校のうち四校しか開放されておりませんが、普通の実学級数が千二十六あり、空き教室が四百八十七もあるのに、なぜこれだけしか開放していないのでしょうか。はなはだ理解に苦しみます。まず、開放を拒んできた理由をとくと説明願いたいと思います。あわせて、今後の開放の見通しにつきましても明らかにしていただきたいと思います。  第二に、児童ホームが十七カ所ありますが、これへの併設が六カ所でしかありません。残りの十カ所への併設についても検討すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。  第三に、保育園が市立で二十七園、私立で十八園、合わせて四十五園ありますが、私立の二園にしか併設されておりません。東京八王子市の住宅地の一角に私立の敬愛保育園がつくった学童保育室敬愛チャイルドカルチャーセンター」がありますが、保育園でお世話になった先生が学童保育に来ているので、子供の性格や成長過程を知ってもらえて安心して任せられると好評を博しているとのことです。国も卒園OBを中心として小学生を保育園で受け入れることを提唱し始めております。これまた併設ないし委託について検討すべきではないかと考えますが、いかがですか。  第四に、幼稚園が四十七園ありますが、委託しているところはたったの一園でしかありません。子供の数が減り、定員割れが起こっているところもあるやに聞き及んでおります。そこで、幼稚園への委託についても検討すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。  続きまして、運営、助成の面について若干お伺いいたします。  第一に、近隣の八千代市、市川市、習志野市はすでに公設公営になっております。また本県では野田市、旭市、佐原市も公設公営であり、柏市では六つの児童育成クラブが公設公営となっております。保育園が公立であるように、学童保育も市の公設公営で実施してほしいという要望はしごく当然のことと言っても過言ではないと思います。時代の流れは確実に公設公営です。公設公営化に対するご所見を賜りたいと思います。あわせて、公設公営に移行となった場合の指導員の身分をどうするのかについても、この際、伺っておきたいと思います。臨時職員とか、嘱託職員にするのでしょうか。  第二に、児童一人当たりの公的援助が本市は隣接の八千代市、市川市、習志野市、さらに柏市、野田市に比べて半分にも満たないと言われておりますが、いかがでしょうか。もしそうであれば、この引き上げについてどう対処する方針なのか、説明していただきたいと思います。  ともあれ、学童保育は共働き、母子、父子家庭の働く親にとってまことに大切です。全国市議会議長会が「学童保育を制度化し、これに対する財政措置を講ずること」、また全国市長会が「放課後児童対策児童クラブ)の補助基準額の充実を図るとともに、学童保育事業を法制上明確にすること」を政府に求めています。こうしたことも念頭に置いていただきまして、前向きで積極的なご答弁をいただきたいと思います。  最後に、医療対策なかんずく悪性新生物、すなわちがん対策について伺います。  今月は死因の第一位を走り続けているがんの制圧月間になっております。日進月歩の歩みを続ける現代医療が抱える大きなテーマが、がんの制圧です。ごく小さな段階で病巣をとらえる診断技術や診断機器の開発が進み、早期発見にも大きく道が開かれてきました。また、外科手術や放射線療法、化学療法を初め免疫療法や温熱療法など実にさまざまな治療法が駆使されております。しかし、がんは死亡数だけではなく、新たにがんと診断される罹患数もふえ続けており、二十一世紀には四十八万人とも七十三万人に達するとも推定されております。ただし、部位別に見ますと今後ふえるがんもあり、減ると予測されるがんもあります。ちなみに罹患率が減っていると考えられるのが胃、子宮、食道といった部位のがんで、その他の多くのがんはまだまだふえる勢いにあると言われており、大腸がん、肺がんの死亡率の上昇が目立っております。  そこで、若干お伺いいたします。  第一に、日本対ガン協会が「ガンの危険信号八カ条」を、また国立ガンセンターが「ガンを防ぐための十二カ条」をつくっておりますが、これらを広報ふなばしなどで繰り返し繰り返し掲載し、がんから自分を守る意識の啓発をすべきではないかと思いますが、いかがですか。  第二に、早期発見、早期治療のため従来の集団検診だけでなく、市内の医療機関で随時検診を受けられる個別検診制をすべての検診において導入すべきではないかと思いますが、いかがですか。  第三に、昨年度から大腸がんの検診を始めた埼玉県入間市では、満三十歳以上の市民を対象に、検診する旨をはがきで申し込んだ人に便の採取用具を郵送し、自宅で採取した便を送り返してもらい、結果を後日郵送する。申し込みのはがき代と便の郵送料だけを市民に負担してもらうというものです。本市においても実施に向けて検討すべきではないかと思いますが、いかがですか。  第四に、習志野台一丁目に救急指定の千葉徳洲会病院があり多くの市民が利用しておりますが、船橋市医師会加入協力医療機関でないため、診断技術や診断機器が整っている大きな病院でも、個別検診が受けられないという奇妙な状態が続いております。行政は市民のためにあり、との観点に立って早急にこのような奇妙な状態解消を図るよう強く求めてやみません。確たる答弁をいただきたいと思います。あわせて、この際どこが協力医療機関になっているのか明らかにしていただきたいと思います。  以上をもちまして、第一問を終わります。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 清水議員のご質問のうち、最初の部分につきましてお答えいたします。  都市宣言に関してのご質問でございますが、福祉と緑につきましては、これまでも議会や市民の方々のご協力を得ましていろいろと施策を推進してまいりました。お話にもございましたが、二十一世紀を間近に控えております。そして、高齢化社会はさらに進展しており、また人口急増都市船橋が抱える諸問題のうち、緑の問題はさらにその重要度を増しております。昨年春に発表いたしました新しい基本計画「ふなばし未来二〇〇一でも宣言のことをうたっており、この宣言を機会に官民力を合わせてこの二つの大きな問題の解決に当たり施策の充実に一層努力したい、こういう気持ちで二つを宣言したいと思ったわけであります。      [福祉部長戸川謹一君登壇] ◎福祉部長(戸川謹一君) 福祉と緑の都市宣言に関連いたします所管の事項につきまして、お答えを申し上げたいと思います。七点ほどございます。  第一点は、板橋で実施をしている福祉総合システムについての考え方ということであります。ご質問者がおおせられました板橋の福祉総合システムにつきましては、福祉にかかわる七十六の各サービスがコンピューターに入っているということで、ご指摘のとおり大変すぐれた内容だと思っております。このことにつきましては、大変ボリュームのある問題でもありますし、福祉部六課の問題だけでなく、関係する部課も大変多いわけでありますので、これから将来の課題として十分庁内で研究検討をさせていただきたい、こういうふうに思うわけであります。  第二点は、白内障の眼内レンズを挿入されている方々が視力を矯正するために補助眼鏡を購入された時の助成の考え方、こういうことであります。まあ、ご存じのとおり白内障の手術を受けた高齢者の方々のほとんどは、人口水晶体の挿入で視力を回復するわけでありますが、この挿入に当たりましての手術費等は本年四月から保険適用になったわけであります。本市はこの人口水晶体以外に視力を回復するために特殊眼鏡とコンタクトレンズを挿入される方々に対しまして、助成を行っております。ご指摘の補助眼鏡につきましては、これを利用される方はごくまれというふうに考えておりますので、現在のところ助成制度を設けておりませんでしたけれども、今後医療関係者等のご意見も聴し、助成につきましての検討を開始してみたいというふうに考えます。  第三点は、マンパワーの確保について、本市はどのような対策を講じ、どのような検討を進めてきているか、こういうご趣旨だと思います。ご案内のとおり、国におきましては昨年の八月に福祉マンパワー対策大綱というものを策定いたしまして、ホームヘルパーにつきましては、報酬額の引き上げ等をいたしますとともに、退職手当共済法の加入の対象にする等、相当処遇の改善に努めておられるところであります。本市におきましても、おっしゃいましたように本格的な高齢化社会を迎えまして、このマンパワーの確保は大変重要な課題であるというふうに認識しておりまして、基本的には国の施策と連動をいたしまして、本市におきましても予算措置等におきまして処遇の改善も本年度からいたし、適切な対応を図ってまいりました。今後は潜在するマンパワーの発掘ということが大変急務でありますから、福祉活動にご参加をいただいておりますボランティアの方々とか、あるいは福祉にご協力いただいている方々にご参加をいただきまして、地域ぐるみネットワークの運動とも連動させまして、マンパワーの確保発掘に努めてまいりたいと思っております。現実には市と社会福祉協議会とで協議をいたしまして、ホームヘルプサービス強化十カ年計画というものを策定をいたしておりまして、三カ年ごとに見直しをしていこう、こういうふうな体制にございますので、今後ともこれらを踏まえて万全の体制を整えてまいりたいと思います。  続きましては、お住まいを改造する場合の費用を全額助成する制度「すこやか住まい助成制度」を、本市においても導入すべきではないか、こういうご趣旨でございます。江戸川区の助成制度を例に挙げられましてご質問いただいたわけでありますが、このことにつきましては先般ご案内のとおり、新基本計画において記述をいたしておりますお年寄りや障害者のための住宅改造資金の貸し付け制度、これを新しい年度に向けて創設をしていこう、こういうことで市長が先般ご答弁をされて、私どもも準備を急ぐように指示をいただいたところであります。こういうふうなことから、ご提案の助成制度につきましては、住宅政策との関連も十分あるわけでありますので、今後の検討課題として検討をさせていただきたいというふうに考えるものであります。  第五点は、福祉資金の融資制度の導入についてのお尋ねでございます。このご提案の制度は十二年前に武蔵野市で創設をされまして、福祉の発想を転換するものだとして大変全国的にも話題になった制度でございます。この福祉資金の貸し付けの事業は、武蔵野市の有償在宅ホームヘルプサービスとも連動しておりまして、市と武蔵野市福祉公社が共同してサービスを提供し、現実には十二年を経過した今日、定着をいたしまして大変好評のように伺っております。ご指摘の点につきましては、これからの非常に高齢化が進んでまいります中で十分考えられる問題でございますので、この制度の導入につきましては今回の福祉と緑の都市宣言に関連いたします事業の財団法人船橋福祉サービス公社、ここの事業として関係者で検討いたしてまいりたい、かように考えるわけであります。  それから、六点目は、出生率の低下傾向に対応して子供たちが健やかに生れ育つための環境づくりの推進に関係する問題で、どのような配慮をするか、こういうふうな大変大きな問題でございます。ご指摘のとおり、この問題は今日、国民的にも大変広く関心を集めております大変重要な課題となっている問題でございます。国におきましても従来の児童福祉施策というような枠組みにとどまる問題ではないといたしまして、総合的な取り組みが必要であるという観点から、十八省庁からなる「健やかにこどもを生み、育てる環境づくりに関する関係省庁連絡会議」というものを設置されまして、各省庁が連携を取りながらこの施策についていろいろ検討を推進されてきたところであります。本年六月にこの連絡会議から報告がなされているわけであります。この内容を拝見いたしますと、やはり中長期的な視野に立って非常に各施策を細かく提言しておられまして、児童家庭行政だけでなく広く雇用の問題とか男性の家庭生活への参加の問題とか、ゆとりのある教育の実現の問題とか、大変多岐にわたっているわけであります。今後市におきます取り組みといたしましては、これらを各関係部局におきまして十分玩味していただきまして、この報告の内容に沿った施策をそれぞれ展開していただくようなご配慮をお願いいたしたいというふうに考えるものであります。  最後の点は、福祉と緑の都市宣言に関連いたします四記念事業につきましての、それぞれの事業の目標水準をどのように考えるか、こういうことであります。ご質問者の仰せられます目標水準というご趣旨が、私にはいまひとつ定かでありませんが、大変そういう意味ではお答えがしにくいのでありますが、まず船橋市の福祉基金につきましては、ご案内のとおり、積み立てました福祉基金の運用益を用いまして、先駆的な民間福祉事業やボランティア活動を支援していこうという事業であります。そういうことから積み立てます基本額を目標水準ということでとらえさせていただくならば、これにつきましては、今後関係の部課と十分なご協議をさせていただき、新年度予算で明らかにさせていただきたい、こういうふうに思うわけであります。  次の、障害福祉関係者によります町づくり委員会におきます目標水準ということにつきましては、これはなかなか難しい問題で、この委員会におきます議論の中から、今後船橋市の障害者福祉の向上に寄与していただけるような具体的な事業が創設されることを、提案されることを、私ども関係者として大変ご期待する次第であります。そういうふうなことから、現時点におきましては、目標水準という観点からのお答えは申し上げ兼ねるということでご理解いただきたいと思います。  福祉サービス公社につきましては、今後財団法人の認可をいただきまして、今後の船橋市の福祉サービスを公私が協力いたしながら提供してまいりたいということで、市長において設立をご提案されたものであります。事業の目標水準という観点からは事業の種別、あるいはサービスの目標量等は現在私ども策定準備に入っておりますけれども、老人保健福祉計画の中で今後明らかにさせていただきたい、こういうふうに思うわけであります。老人医療の助成拡大事業につきましては、これはちょっと目標水準という観念はなじまないのではないかというふうに思うわけであります。将来推計というふうな形でありますならば、お答えの用意はございますけれども、当面、平成四年度の必要経費といたしましては、二歳年齢引き下げによります必要額は約四億円でございます。なかなか目標水準というお言葉が、ちょっと私ども申しわけなく思いますが、つかみにくいものですからお答えが不十分かと思いますが、以上であります。      [都市整備部長田沢明巳君登壇] ◎都市整備部長(田沢明巳君) 福祉と緑の都市宣言のうち、緑についてお答えいたします。  最初に、現況の一人当たりの公園面積はどうかというご質問でございますが、公園緑地の整備や民有の自然林を生かした市民の森の開設等により現在約二・一平米であります。今後もできるだけ公園等の確保に努めてまいりたいと考えております。  次に、二十一世紀までの目標水準とのことでございますが、平成十二年目標として、非常に難しい厳しい面もございますが、市民一人当たり四・三平米程度を想定しております。  次に、公園施設の設置基準の見直しについてでございますが、現在私どもでは都市公園法に基づく設置基準に定められている遊具のほかに、現在でも木製遊具、ロープスライダーなど子供たちの要望に添った施設を設置し、喜ばれております。今後も特色のある公園づくりを目指し、さまざまな公園施設を取り入れてまいりたいと考えております。  次に、公園緑地の境界部分の処理に工夫をこらした公園づくりについてでございますが、私どもとしても、開放的な公園づくりを目指しておるところでございますが、やはり近隣住民の要望を取り入れていく中で、現在の形態となっているのが実情でございます。しかしながら、ご質問者の趣旨も十分理解できますので、今後の公園づくりの参考とさせていただきたいと思っております。  次に、公園緑地の草花や花木等を植栽するに当たり、四季折々の変化を楽しめるように工夫をする考えはというご質問でございますけれども、既設公園等の樹木等につきましては、さまざまな樹木が植えられ、それぞれの特色が出ているものと考えております。今後におきましても、公園等の新設、改良等に花、実、紅葉などが楽しめるような樹木を植栽するように心がけてまいりたいと思っております。  最後に、今回の宣言に伴い、緑に関する記念事業として掲げられている四事業のそれぞれの規模、事業量はというご質問でございますが、まず、アンデルセン公園の建設につきましては、規模といたしましては、全体で約二十五ヘクタール程度を予定してございます。また、事業の細かい内容につきましては、現在設計を行っているところでございます。来年度より工事を着手し、完成した施設より随時オープンさせてまいりたいと考えております。  障害を持つ人たちへの配慮はとのご質問でございますが、園路、駐車場、トイレ等を初めとして、身障者に優しい施設を考え、配置してまいりたいと思っております。  次に、市民参加によるグリーン作戦の考え方についてでございますが、具体的な内容につきましては、今後十分検討してまいりますが、一例を挙げれば、街路樹等の植栽、管理などに市民の参加を積極的に求めること、植林が必要な公有地等に市民が参加し、植樹を行うなどを考えております。  次に、緑地事業の拡大についてでございますが、現在私どもでは景観的に良好な緑地について都市計画決定などを行い、都市緑地として買収などの方策を進めてきておりますが、都市部における緑地は次第に減少傾向にございます。このため、残された緑をできるだけ多く保全すべきものと考え、市街地周辺で重要度の高い緑地を対象に緑地取得事業の拡大を図り、所有者の協力を得ながら段階的にその確保に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。      [広報部長三谷哲男君登壇] ◎広報部長(三谷哲男君) 福祉と緑の都市宣言のうち、緑にかかわる問題に伴う第一点の避難場所である公園への誘導標識の整備についてお答え申し上げます。  ご質問者の言われます防災的役割を持つ避難場所としての公園は、県立行田公園を含めまして八ヵ所指定いたしているところでございます。特に行田公園のように大きな公園につきましては、三ないしは五本の誘導標識を設置してございます。なお、公園を含めまして市内百七カ所の避難場所周辺には、現在百七十七本の誘導標識を整備いたしまして対応いたしておるところでございます。  次に、情報伝達設備と飲料水の供給設備の整備現況でございますが、保育園、幼稚園、小学校、中学校あるいは公民館、公園等々に現在百六十一基の屋外拡声装置と二百四十一基の戸別の受信機を整備しておるところでございます。また、飲料水につきましては、十五カ所の耐震性の井戸と自動給水分配装置を活用して対応いたしてまいりたいと考えております。  以上でございます。      [教育次長茂木義守君登壇] ◎教育次長(茂木義守君) 私から、学校週五日制につきまして、ご答弁を申し上げます。  ご質問は全部で七点だと思いますが、まず第一点目の学校開放は校庭と体育館だけではなくて、図書室も開放すべきではないかというご質問でございますが、ご承知のように学校週五日制は子供たちを家庭や地域にお返しをし、それぞれの場で自由に伸び伸びと豊かな自然体験や社会体験などを積ませることにより、子供の望ましい人間形成を図ることをねらいとしております。  こうしたことから、このたび学校開放を校庭といたしましたのは、広々とした中で子供たちが主体的に伸び伸びと自由に活動できる活動の場として校庭が最もふさわしいものと考え、実施したものでございます。  次に、第二点目の学校開放にかかわる校内での事故が起きた場合の対処はというご質問でございますが、学校施設につきましては、日ごろから管理者を中心に、校内の安全点検を実施し、安全の確保に万全を期しているところでございます。しかしながら、校庭開放によって、万一施設の瑕疵によって事故が起きた場合や、管理指導員が管理指導中に起きた事故などにつきましては、現在加入しております全国市長会の保険制度の中で対応できるものと考えております。  第三点目は、学習におくれがちな児童生徒に対しての対処方針はどうかというご質問ですが、学習におくれがちな児童生徒の指導につきましては、学習指導要領の中でも配慮するよう、その必要性が強調されております。したがいまして、各小中学校では授業中に個別の指導を行うとか、あるいは授業以外の時間を設けたりしまして、各学校の実態に応じて工夫をしながら、指導に当たっているところでございます。こうしたことから、学校週五日制の実施に伴っての影響につきましては、心配はないものと思われますが、今後もなお一層の努力を図ってまいりたいと考えております。  第四点目の学校週五日制の実施に伴って、公立校離れが起こるのではないかというご質問ですが、現在公立の各学校では、学校週五日制の実施に伴って教育水準の維持を図るために、児童生徒の学習負担に配慮しながら、授業時数の確保や教育内容、教育指導方法の改善を図るなど、種々具体的な取り組みを行っているところでございます。したがいまして、学校週五日制の実施によりまして、現在の公立学校の教育に大きな変化を生ずることはないと思いますので、ご質問の公立校離れが多くなるということはないものと考えております。
     第五点目のカラオケボックス業者の後援に対する対応と、第六点目の学習塾業者への対応についてのご質問でございますが、現在文部省、県の教育委員会、市の教育委員会、それぞれの立場で九月十二日に行われました第一回の土曜休業日の状況につきまして、アンケートによる実態を調査しているところでございます。したがいまして、その結果を踏まえまして学校週五日制推進会議などで協議、検討をし、本市としての対応を図ってまいりたい、このように考えております。  第七点目の障害を持つ子供たちが入っていける地域の施設についての周知でございますが、障害を持つ子供を受け入れる施設では、これまで施設整備の面や職員の対応等につきまして、十分配慮に努めているところでございますが、教育委員会といたしましても、今後十分配慮してまいりたいというふうに考えておりますし、また、学校週五日制の導入がいい機会でございますので、より一層きめ細かな対応ということを考えております。  なお、障害を持つ子供たちに対しての社会教育施設などで実施されます各種の行事等の案内につきましては、当該校を通しまして、子供や保護者に周知を図っているところでございます。  以上でございます。      [環境部長宮沢健君登壇] ◎環境部長(宮沢健君) 順番が狂ってしまって申しわけございません。  私から、緑に関する記念事業のうち、透水タイルの実験工場について、お答えいたします。  透水性タイルの実験につきましては、最終処分場での焼却灰の埋立量を極力減らすということで、これまで取り組んできたところでございます。これは、単に焼却灰の再生利用というだけでなく、透水性が非常によいということで、雨水を地下に浸透させ緑の保全に役立てようというものでございます。そこで、実験工場の規模と事業量でございますが、建物の規模は南部清掃工場の南側の敷地内に建築面積八百平方メートルの工場を建設し、透水性タイルを月産六トン、枚数にして約六百枚ほどのタイル、それから人工骨材を月産六トン、合計十二トンを生産するという予定でございます。何分実験工場でございますので、規模的には小さいものになっております。実験は、平成五年度より二年間行ない、実用化が具体的になりましたら、直接または委託により透水性タイル、人工骨材を製造し、透水性タイルについては公園等の公共施設に使用し、人工骨材については歩道の路盤材等に使用していきたいと考えております。      [教育長市川恭一郎君登壇] ◎教育長(市川恭一郎君) ご質問に答弁させていただきます。  学童保育は、現代の社会の中から生まれてきたものでございます。戦前におきましてはセツルメント運動、その精神を引き続いて、民間運動が戦後において担っております。しかし、現在は自治体の大方、福祉の分野が取り扱っております。その基準となっておりますのは、児童福祉法第三十九条第二項によって行われておるわけでございます。  先生のお説の中にございました文部省昭和四十一年度の問題、確かに留守家庭児童対策事業の一環として助成がなされましたけれども、エリツィンと同じく心変わりいたしまして、文部省は――四十六年でしたか、校庭開放運動に切りかわり、助成を打ち切っております。その後、厚生省が五十一年度に都市児童対策事業の一環として、助成に踏み切ったわけでございます。その中で特色的なものは、児童館をその機能の一部に充てるということでございます。そして平成三年度、厚生省は再びその事業の推進と拡大のために通知が出されます。それを受けまして、私たちも、今検討委員会を設けておるわけでございます。  そして、先生のご質問第一点目でございますが、空き教室の問題がございました。これは、空き家ではございません。私たち、明治以来――学校教育が始まって以来、初めて持てた余裕教室でございます。その中におきまして、私たちはこの余裕教室を通常教育の場合、または地域に生きる学校の生涯教育、そういうものに使用をさせていただきたいと思っております。なお、この問題につきましては、検討委員会におきまして今検討をしておる最中でございます。  きのう、毛利さんを乗せましたエンデバーも無事に帰っておりました。私も、この問題につきましてはエンデバー、すなわち努力をいたしまして、この問題をいろいろと行っていきたいと思います。  他の問題につきましては、担当の部長から答弁をさせます。      [社会教育部長古市和夫君登壇] ◎社会教育部長(古市和夫君) 所管につきまして、お答え申し上げます。  今、教育長から一部答弁がございましたので、私からは、幼稚園の委託というご質問がございましたので、まずこれからご答弁さしていただきます。  この点につきましては、現在行っております法人委託方式であろうかと私は推察いたすわけでありますが、私どもも当面の施策といたしまして妥当な方法であろうと考えているところでございます。これは昭和五十六年度から、先ほど教育長も申し上げましたが、行っているところでございますが、現在検討委員会で運営等含めて検討しているところでございますので、これらの提言につきましても、改めて申し伝えたいと思っているところでございます。  次に、公設公営に対する所見と指導員の処遇に関する問題でございますが、(予定時間終了五分前の合図)この壇上から再三申し上げているところでございまして、現在調査検討委員会の方で検討を進めておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、公的援助の引き上げの件でございますが、委託料につきましては、社会情勢を初め、国、県の動向を十分踏まえまして増額を図ってきたところでございます。したがいまして、今後も状況を十分勘案しながら、私ども努力してまいりたいというふうに考えておるところでございます。      [保健衛生部長原田肇君登壇] ◎保健衛生部長(原田肇君) がん対策についてのご質問にお答えをいたします。  三大成人病と言われておりますがん、心臓病と脳卒中、これらが全死亡原因の六〇%以上を占めておるということ、また、がんが我が国死亡の第一位であるということも十分私ども承知いたしております。こうした現状の中から、がんの予防と早期発見、早期治療の重要性というものも十分認識をいたしておりまして、これまでにも広報ふなばしへの掲載によりましてその啓蒙を図ってきているところでございます。ご提言のありました事柄も含めまして、今後とも一層啓蒙、啓発に努めてまいりたいと思っております。  次に、がんの検診の個別化ということでございますが、平成四年度に乳がん検診を個別化いたしました。現在胃がん検診を除きまして、すべて個別検診を導入しているところでございますが、胃がん検診につきましては、医療公社でもってこれまで実施をしてきました関係から、現在のところ個別化することは困難でございます。しかしながら、受診がしやすいように受診会場を平成四年度から八カ所に増設をいたしましたし、また、検診率のアップを図るために、日曜検診等も実施をいたしているところでございます。  次に、大腸がん検診のことでございますけれども、便の郵送方式についてお話がございましたけれども、これにつきましては、厚生省あるいは県の実施要領で温度管理の関係から精度が低下するため行わないということになっておりますので、市としては実施する考えはございません。  次に、徳州会病院の個別検診が受けられるようにということでございますが、この協力医療機関につきましては、医師会と協議によりまして実施をしているところでございます。市といたしましても一次検診から、精度管理等の問題から、現状での対応を図ってまいりたいと考えております。なお、協力医療機関についてのご質問がございましたけれども、がん検診の内容によりましてそれぞれ異なりますけれども、数が大変たくさんございますので、一つ一つ申し上げられませんけれども、肺がん、大腸がんは内科系を中心といたしまして百七十カ所、子宮がん検診につきましては、産婦人科系で二十八カ所、乳がん検診につきましては外科系を中心に六十カ所でございます。 ◆清水美智子君 了解。       ───────────────── ○議長(和田善行君) 山本和宏君。(拍手)      [山本和宏君登壇] ◆山本和宏君 質問をさせていただきます。  まず、通告に従いまして、高齢者、障害者の福祉について。  第一点は、国際障害者の十年、これは国連障害者の十年とも言っておりますが、最終年を、それも既に半ばを過ぎました。ここで、この十年を振り返って、障害者の全面参加と平等という掲げられた目標に照らして一体どうであったのか。前進したと言えるのか、それとも後退したのか、総括していくことが求められています。  障害者の権利意識が高まり、社会参加や自立を目指してのさまざまな努力や運動が進んだ。こういうことは成果として評価できますし、また、それらの運動を反映して一部に前進した面もあることは事実であります。しかし、この十年が日本の軍事大国化の十年、臨調・行革路線の十年と重なりまして、医療、教育とともに福祉が切り捨ての対象となり、障害者福祉についても大なたが振るわれて、後退の十年であったことが指摘されております。具体的に言いますと、八三年にはホームヘルパーの有料化、八五年からは地方行革で補助金がカットされ、障害者施設の措置費にまで切り捨てが行われました。八六年には障害施設の費用徴収制度が改悪をされました。それまでは障害者授産施設の無料であったものが有料化されたわけであります。  船橋ではどうだったのでしょうか。大橋市長が一九八一年市長に就任して以来、自民党政府が進めた臨調・行革路線による福祉、医療、教育の切り捨て政策、民活の導入、自立自助の名のもとに行政が担うべき公的責任を軽くして、負担を国民、市民に押しつける。この方針を忠実に船橋で実行してきたのが大橋市政の特徴だったことは、先般石川議員の指摘したとおりであります。市立養護老人ホームはつくろうとしないで民間への補助で済ませ、重度の障害者の自立して働く権利を保障する公的な就労施設も、公的にはつくっていません。障害者対策は、メニューは並んでいるけれども、実際に障害者が自立して社会生活を送ろうとすると、水準が劣悪なためにさまざまな問題にぶつかってまいります。  船橋でも我が党初め、他の会派の議員からもホームヘルパーの制度の問題や障害児教育の問題、障害者のための公的行事へ参加がなかなかできない問題、障害者が安全に歩ける道路がないに等しいという問題――これまでもたびたび指摘されてきたところであります。  昨年市の基本計画のときに私たちはいろいろやるべきことを並べているけれども、抽象的で、計画年度内に何をどこまで前進させるのか、目標が明確に示されていない、こういうことを指摘しました。一つ一つのメニューに目標を定め、それを高めていく目標をしっかりと持たないところにこのような問題の原因がある、こういうことを指摘してまいりましたけれども、今改めて指摘しないわけにはいきません。  さらに重要なことは、社会保障の公的責任を明確にしていく問題であります。軍事拡大、大企業奉仕の自民党政治のもとで民活路線、自立自助の名のもとに公的責任を次々と外していった。このような自民党政治の枠組みに追随する限り、真に魂のこもった福祉の実現は望めないことは明らかです。先般宣言された福祉と緑の都市宣言、これを読みましても、福祉の公的な責任ということがこれには欠落しているわけであります。そういう点を指摘しないわけにはまいりません。  国際障害者年は今年で最終年を迎えましたけれども、掲げられた目標の全面参加と平等という課題の実現はまさにこれからの事業であります。今私が指摘した問題点を踏まえて、障害者の真の願いに真にこたえる福祉の充実に力を尽くしていく考えがあるかどうか、市長に決意のほどを伺っておきます。  第二に、福祉タクシーの問題です。  先般もこの問題を取り上げた質問がございました。先日二和病院友の会の方々と懇談した際、二人の方から福祉タクシーの助成の増額の強い要望が出されました。一人の方は腎臓疾患で人工透析を受けている方、もう一人は半身不随でリハビリに通っている方でした。人工透析の方は友人の話として週三回病院まで通うのにタクシーで片道三千円、往復で六千円、市の補助は千円が限度で、五千円は自己負担になる、大変負担であるということを訴えていました。  リハビリの方は、本当は週に三回リハビリに通わなければならないが、タクシー代の負担に耐えず、今二回にしているということでした。今、初乗り運賃が五百四十円にもなる。そして十一月からタクシー代の値上げでさらに深刻になるということは明らかです。千円の限度額では低過ぎる、大幅な引上げが必要であると思います。  また、今の制度では、利用者がタクシー代を一時全額支払って、後で市に申請をして助成を受けるやり方であります。切符制か何かにして、利用者はその場で本人負担分だけを払い、タクシー会社が後でまとめて市に申請して助成を受け取るという方式、これはやろうと思えばできることであります。以上の二点について、切実な問題ですので、ぜひお答えをいただきたいと思います。  それから三番目の、介護機器への助成の問題でありますが、先日、市の在宅介護支援センターを見せてもらいました。在宅介護のための最新式の機器が展示されているのを見まして感じたことは、それぞれの患者の皆さん、また障害の程度に合ってさまざまな機器があるわけであります。しかし、それを自分に合ったものにしようと思えば、公的なもの以外にこういうものをそろえなければならない。その費用負担というのは大変なものであります。公的に貸与されるこれまでの機器に、これらの最新式のものを加えていくこと、そして真に必要とする機器の購入については、その費用やまたリース料の一部を助成する制度があれば、どんなに喜ばれることだろうと感じたわけであります。今後、展示会が催されるそうでありますが、このような要望は必ず出されてくるものと思います。検討するお考えがあるか伺います。  次に、総入れ歯への助成の問題であります。  入れ歯が合わないで悩んでいる人が非常にたくさんいます。日本の入れ歯人口は、約一千万人。そのうち半分の人が合わなくて悩んでいるそうです。とりわけ、お年寄りにとっては、深刻な問題でございます。なぜそうなるのかというと、保健医療制度に問題があるわけです。入れ歯は一つ一つがオーダーメイドで、精密さが要求されています。ところが、保険で上下総入れ歯をつくる場合の診療報酬は約一万円だそうで、人件費、材料費、技工士料など諸経費で五万円を超え、赤字になってしまうのだそうであります。しかも、ぴったりと合う入れ歯をつくるには、入れてからの調整が大切で、二回目からの調整には保険が適用されず、歯科医師にとって無報酬となってしまいます。  全国保険医師連合会歯科協議会は、ことしの四月、全国会議で「保険でよい入れ歯を」と診療報酬を二倍以上に引き上げるよう決議をいたしました。  国の制度改正を求めつつも、それ待ちにならずに、市としてできることはないかを考えたわけでありますが、保健で入れ歯をつくるときの調整費について、それに要する費用を助成するならば、保険の範囲内でもよい入れ歯をつくることは可能になると思います。これについてのご見解を伺います。  次に、ゴルフ場の問題についてでございます。  市の北部、二重川流域に北総カントリークラブが計画しているゴルフ場建設の問題については、去る六月の議会でも、我が党の関根議員が建設推進に反対の立場から取り上げました。今議会には反対の立場からの陳情が二件、建設推進の立場からが一件出されております。  反対の陳情を出された方々は、いずれも建設予定地に近い地域にお住まいの方々であり、反対の理由として挙げられている自然破壊、薬剤散布による地下水汚染など、どれをとっても、全市民的見地から見ても、大変切実な問題であります。反対陳情の中で要求されている事項を踏まえて、以下数点について伺います。  第一点は、自然環境保全の立場から、陳情者は、船橋市に残されて入る最後の二重川流域の森林緑地を保存し、船橋市民、千葉県民の憩いの場、安らぎの場として保護し、保存してもらいたい。ゴルフ場など時代に逆行するような開発は禁止してもらいたい。そして、自然公園、青少年やお年寄りがスポーツを楽しめるような施設にしてもらいたいと訴えています。これは、私たちの要求してきたところでもあり、まさに全市民の願いではないかと思います。この願いにこたえて、計画を変更し、公共の施設に転換を図っていく考えはないか伺います。  第二に、農薬など薬剤使用の問題であります。この点、陳情者の皆さんも飲料水汚染等は大変心配しておられます。県は、新設ゴルフ場には農薬の使用をさせないよう誓約書を取るから心配がないと言っております。しかし、絶対に使用しないという保証が果たしてあるのかという問題であります。市として、また県として独自に立ち入り調査できるようになっているのか。また、そういうふうになっていなければ、やみで使用されても分からないわけであります。その点はどう対処するつもりなのか。また、罰則規定などはどうなっているのか伺います。  第三に、薬剤が実際使用された場合の水質汚染の問題です。  陳情者は、井戸水を利用しているので、地下水の汚染を心配していますが、当然の心配だと思います。仮に使用されたとしても、陳情者の地域は川の上流部に当たるので心配はないのではないかなどと言っている理事者もおりましたが、果たしてそう言い切れるのでしょうか。地下水脈は川の流れる方向と逆の場合だってあり得るのではないでしょうか。環境アセスメントをやる場合、地下水脈の調査もやる必要があると思いますが、この点についてどうお考えか伺います。  最後に、競馬の夜間開催についてでございます。  先番議員からも質問がございました。千葉県競馬組合議会が、周辺自治会や住民から夜間開催に反対する陳情を出しておりましたが、それを無視して、馬主会等から出されたナイター競馬及び場外発売場設備設置に関する陳情を採択したことは、このことによって直接被害や迷惑を被る周辺住民はもちろんのこと、全市民的見地からもまことに遺憾であります。  競馬組合が決定して進めようとしている問題であるにしても、市の行政区域内でのことであり、行政として傍観者であってはならないと思います。推進の立場の方々が言うように、売り上げを伸ばすことが大事なのか、それとも周辺住民、市民の生活環境を守っていくことが大事なのか、市長がとるべき立場は、おのずから明らかではないでしょうか。そのような立場で、市長として、船橋選出の組合議員もおられることでありますから、ぜひ働きかけて、今後住民の環境のためにもこのようなことが促進されないように願っているところでありますが、市長の決意をお聞かせいただきたいと思います。  以上で、一問を終わります。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 山本議員のご質問のうち、最初の部分につきまして、宣言に関係する部分につきまして、お答えいたします。  市政を担当して十一年間になりますが、船橋の福祉が全く後退したように言われるわけでありますが、私はそうは思っておりません。問題点もございますが、福祉政策の上で進んだ面もいろいろとあるわけでありまして、その点は議会のご協力もいただいて、また市民の多くの方々のご理解も得て進んできた点については、評価していただければありがたいと思っております。  具体的に幾つか申し上げますが、例えば今月でも県内で初めての高齢者あるいは障害者の特殊歯科診療を入れた北部老人福祉センター、保健センターの起工式を議会の代表も入れて行ったわけでありまして、その点は具体的に評価していただきたいと思います。  また、市政を担当する際に、十年間もめておりました市民病院建設の問題を早期に解決し、現在は市立医療センターとして二十四時間体制の中核的な基幹病院として市民の信頼にこたえ、また増床中でもございます。また、国は、市政を担当している途中で、財政面から福祉に対してかなり厳しい措置が行われましたが、国の基準以外に市単独事業で数多くの事業を実施したわけであります。予算編成に当たって、福祉を後退させないというだけではなく、二歩でも三歩でも前進したい、そういうことで財政面からの措置も行ったわけであります。それらの努力につきましては評価していただきたいと思っております。  なお十分だとは思っておりません。今回の宣言の記念事業の一つに障害者の目で見た町づくりを進めるために、関係者を入れたまちづくり委員会を設置したい、こういうことは非常に難しいことでありますが、私の気持ちとして幹部に話し、それをぜひ健常者と違った立場でもう一度船橋の町を見直したい。それについて必要なものについては予算措置をつけて前進させたい、そういう強い気持ちでこの記念事業の一つとして入れたわけでありますから、現状について不満な面もあろうかと思いますけれども、船橋の福祉関係につきましては、私は、国の基準よりも何歩でも前進させたい、こういうつもりでやっておりますので、いろいろとご協力あるいはご叱正をいただきたいと思います。      [福祉部長戸川謹一君登壇] ◎福祉部長(戸川謹一君) 高齢者、障害者福祉につきまして、三点の所管する事項につきましてお答え申し上げたいと思います。  まず、福祉タクシー助成の増額と運用についてという第一点目でございます。  いろいろと例をお挙げになりまして、お尋ねがあったわけでありますが、福祉タクシー制度のうち助成費の増額につきましては、先番議員さんにもお答え申し上げておりますとおり、私ども近隣市の状況の把握とか、あるいは予算にかかわる問題でもございますので、関係の部課とも十分協議してまいる必要がございます。そういう点でひとつ今後の私どもの検討課題にしたいと思います。  運用についてのご提案もございましたけれども、タクシー会社におきます事務の取り扱いの問題とか、そういうふうな問題、相手方の問題、それから私どもの担当部課におきましての検討課題も大変多いわけでありますので、この問題につきましては検討させていただきたいと思います。  第二点目は、介護機器購入についての助成の問題でございます。  ご本人に合った機器の必要性あるいはこういうものに改造する場合の費用助成の問題、それからリースの場合でも助成が考えられないか、こういうふうなご趣旨と承ったわけであります。  ご案内のとおり、今私どもは機器の改造に要する費用については助成を申し上げていないわけであります。リース料についても助成は現在行っておりません。その理由といたしましては、少しく申し上げますと、障害福祉課におきましては、ドクターの診断あるいは千葉県身体障害者相談センターの職員の判定によりまして、車いす等あるいはその人に合致した種類のものが決められてくるわけであります。あるいはまた、補聴器につきましても埋め込み式がいいのか、あるいは耳かけ式がいいのか、それぞれそういう専門家のご判定を得まして、聴力に応じた調整を行った上で給付する、こういうふうな、その人のお体の状況に見合った機器を給付なり、貸与するシステムであります。ですから、ご質問者が言われましたような形での改造とか、そういうふうなものは現時点におきまして必要がない制度になっているわけであります。  また、老人福祉課におきましても、日常生活用具の給付事業等をやっておりますけれども、特殊寝台あるいは車いす、歩行器等、こういうものにつきましても、機種は現在いろいろと契約をいたしてやっております中で、その利用者の方々に合致した機器を貸与できるようなシステムになっております。  そういうふうなことで、現時点におきましては、私ども、ご利用される方において改造というふうなことが現実にございませんし、これからも関係業者と十分な協議をいたしまして、最も新しい機器をご利用していただけるシステムをさらに助長してまいりますならば、ご質問者が仰せられたような機器の改造による費用助成とか、リースによる助成というふうなことは必要がないのではないか。つまり近年機器の種類も大変豊富になってまいりましたし、そういうものについての選択も十分可能な状況にあるということを申し上げたいわけであります。  最後の総入れ歯についての助成の問題でございます。  このことにつきましては、現在の状況を申し上げますと、老健法の適用対象者であります七十歳以上の高齢者の方々が総入れ歯の入れるための治療を受けられる場合には、月初めの自己負担金九百円以外にはすべてが保険適用になっております関係で、本人負担はございません。  それから、ご質問者が言われました調整につきましても、今申し上げたとおりで本人負担はございません。しかしながら、総入れ歯の治療をされる方々の中で、保険を私は使わないで自由診療を受けたい、こういう方々も歯の治療の場合には間々あるようでございます。この方々の場合は患者さんのご要望や、あるいは材質の違い等によりまして治療費がまちまちになっておりますから、保険適用外になるわけでありますし、こういうことにつきましての助成というのは公平の原則からもなじまないものというふうに思うわけであります。高齢者の方々の総入れ歯につきましては、その調整も含めて保険適用が可能となっておりますことから、助成についての考えはございません。大事な問題でございますので、歯科医師会の幹部の先生のご意見もいただいております。  以上であります。      [企画部長鈴木繁元君登壇] ◎企画部長(鈴木繁元君) 私から、ゴルフ場建設問題についてお答えを申し上げます。  この問題につきましては、さきの定例会におきまして、市長からご答弁を申し上げましたところでございますが、市といたしましては、ゴルフ場建設につきまして千葉県等とも連携をとりながら、ご指摘の点も含めて十分慎重に対処してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。      [建築部長小野尾靖二君登壇] ◎建築部長(小野尾靖二君) 船橋市の北部地区のゴルフ場建設計画に関しまして、所管事項についてご答弁申し上げます。  この計画につきましては、平成四年三月十日に船橋市宅地開発事業事前審査申請書が提出されまして、市はこれを受理しております。  この計画は、船橋市と白井町にまたがる計画でございまして、県が許可権者となりますが、現在の事務につきましては、船橋市と白井町でそれぞれ立地性について審査をしているところでございまして、県との内協議前の段階でございます。  農薬の使用に関する諸問題につきましては、今後の審査過程の中での協議事項と考えますが、千葉県ゴルフ場等の開発事業に関する指導要綱では、農薬について、ゴルフ場における樹木、芝地等の維持管理に当たりましては、農薬を使用しないこととなっており、また都市計画法に基づく許可に当たりましては、農薬を使用しない旨の誓約書を知事に提出することになっております。したがいまして、当該ゴルフ場につきましては、一切の農薬が使用できないことになっております。また、千葉県知事に提出されます誓約書の内容につきましては、履行されなかった場合の罰則についてでございますが、県のゴルフ場等の開発事業に関する指導要綱等の中では特に規定はされておりませんが、県としては、年一回立ち入り調査に行って、実態の把握に努めていると聞いております。この点につきましては、今後の協議の中で検討していく問題であると考えております。  船橋市としましても、大規模な開発事業でございますので、関係するセクションと連携をとりながら、慎重に審査をしてまいりたい、かように考えてございます。  以上でございます。      [環境部長宮沢健君登壇] ◎環境部長(宮沢健君) 私からも、ゴルフ場の農薬問題についてお答えいたします。  第一点、農薬が使用されていないかどうかの立ち入り調査をすることになっているのかというご質問でございますが、ただいま建築部長もお答えしましたように、農薬使用についての調査は県が行うことになっておりますけれども、私どもといたしましても、農薬を使用したかどうかの確認をする意味から、宅地開発要綱に基づく協議書の中で立ち入り検査権を担保し、水質調査を実施してまいりたいと考えております。  第二点、アセスに地下水脈調査をやらせるべきではないかというご質問ですが、ゴルフ場が農薬を一切使用できないということになっておりますので、アセスにおいて農薬の影響を把握するための地下水脈の調査をする必要はないと思っております。      [財政部長増岡福三君登壇] ◎財政部長(増岡福三君) ご質問の船橋競馬におけるナイター開催の件について、ご答弁申し上げます。  本件につきましては、平成三年八月二十八日付で千葉県馬主会から競馬事業の活性化を図るための三項目にわたっての請願が競馬組合議会に提出され、約一年後の本年七月三十一日をもって同議会で採択したところでございます。これを受けまして、先番議員にもご答弁申し上げておりますけれども、採算性の問題を初めとして、交通、環境、周辺対策、労働問題にかかわるものの調査を実施いたすものでございます。  ご案内のように、船橋競馬につきましては、昭和三十五年から千葉県、習志野市及び本市の構成による地方自治法に定める一部事務組合によって施行、運営されているところでございます。いずれにいたしましても、船橋競馬場は市内にあることから、構成員の一員として、競馬組合と十分協議してまいります。採算性の問題だけでなく、周辺対策についても同様でございます。      [山本和宏君登壇]
    ◆山本和宏君 市長の福祉や、また市長のこの十一年に及ぶ市政に対する評価として、我々が批判をいたしますと、進んだ面も評価してくれないということで、いつも言うわけでありますけれども、我々は市長が出されたさまざまな施策で、市民の立場から見て我々の要求にも合致する、そういうものについてはこれまでも賛成してきているわけでありますから、全面否定しているわけではないことは、先ほどの批判の中でも一部前進した面もあることは事実だと――。それは、運動の成果、世論の成果でもあるということを言っているわけであります。問題は、総括というのは何をやったかということを並べ立てる、それだけではないわけであります。言われている障害者の全面参加と、そして平等という、そういう水準に照らして今までやられたことと、そしてできなかったこと、これが何なのかを明確にして、そして今障害者の皆さんが本当に求めている水準を達成していく、そのための今後の方向というのを明らかにしていく、これが総括ではないかと思うわけであります。  そういう点から見て、きょうは車いすで障害者の誠光園の方が傍聴をしてくださいました。しかし、この傍聴を実現するに当たっても、例えば障害福祉課にここへ来るまでの交通手段について相談をしても、福祉協議会に相談しろと、福祉協議会に相談すれば、リフトバスは出すけれども、しかしそのリフトバスがこの方には本当に使えるものになっていない。そして、介助者が必要である。こういうことで介助者の援助を頼んでも、それは自分でやれということですね。そういう中で、関根議員の努力もありまして、障害者の会の皆さんのご努力もあって実現をしたわけであります。  そして、そういう方々が今本当に求めていることというのは何か。それは一定のハンディキャップを持っている障害者に対して、公的な責任でもってその保障を行うという原則を基本に据えていくということなんです。重度の障害者が社会参加をしていくには、そういう支援体制(予定時間終了五分前の合図)これを市の公的な責任できちんとつくっていく、また今までも盛んに市長も強調もされてまいりましたけれども、歩道の段差の問題、点字ブロックの問題、また舗装部の問題など、さまざまあるわけであります。  例えばここで私一つ指摘しておきたいのは、歩道の段差の問題や点字ブロックの問題で、点字ブロックの問題で言うならば、あの中央公民館の前の道路に――あれは県道でありますけれども、歩道に点字ブロックがない。そして、船橋の市庁舎の前にはあるんですけれども、そこへ来るまでの一四号からの道路には点字ブロックは設置されてない、こういったようなこと。そして、先番議員も言いましたけれども、船橋駅をおりてからこの船橋市役所に来るのに、果たして重度の障害者の方、車いすの方が介助者がいても来れるかどうか、そういった問題もあるわけであります。  今度の福祉と緑の都市宣言の事業の中に、障害福祉関係者によるまちづくり委員会をつくるという先ほどのご答弁もありました。これは大変期待が大きいと思いますが、そういう公的な責任を明確にして初めて、こういうことも魂の入ったものになるというふうに、私は主張するところであります。この点について、再度市長のご決意を伺っておきたいと思います。特に、公的な責任の問題であります。  福祉タクシーの問題については、検討課題ということで結構でございます。別の機会にまたやります。  介護機器への助成の問題、ここで一言、今のお話に対して実際に障害者の方から出されている問題で、例えば車いす、今一台貸与なんですけれども、二台欲しい。県立の養護学校へ行っている方が学校まで車いすをタクシーで運ばなきゃいけない。雨のときに駐車場まで連れていくのは大変である。学校へ置いておくのと、家庭で使うのと二つ欲しい、こういうことがあるわけですけれども、それが認められない。そして結局自分で買わなければならない。また、靴を――装身具も十数万円するわけですけれども、年に一回しか買えない。成長する過程でもう合わなくなったから、つくる場合は自分が費用負担をして、後で返ってくるにしても、十数万円を費用負担しなければいけないということを訴えているわけでありますが、そういった問題もあるということをここで指摘しておきたいと思います。  もう時間がございませんので、ゴルフ場問題についてと、それから競馬の夜間開催については別の、委員会でまたやることにいたします。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 再質問にお答えいたしますが、障害者の方々は健常者と違うわけでありまして、生まれたときから、あるいは子供のときから健常者と違って大きなハンディがあるわけでありまして、私は、やはり人間としてそういう方々に対して手厚い措置をすべきである、そういう気持ちを持っておりますので、公的な市長としての責任においてもさらに充実に努めたいと思っておりますので、今後ともご協力いただきたいと思います。(予定時間終了の合図)       ───────────────── ◎議会運営委員長(佐原正幸君) 暫時休憩願います。 ○議長(和田善行君) ここで会議を休憩します。        午後二時四十四分休憩       ─────────────────        午後三時四分開議 ○副議長(伊藤浅由君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第一の一般質問を継続します。  安藤信宏君。(拍手)      [安藤信宏君登壇] ◆安藤信宏君 清政会の安藤信宏でございます。よろしくお願い申し上げます。  小学生のいる親として初めての第二土曜日を正しく過ごそうと決意した。けれども残念。その朝、家族全員でそろって朝寝坊。これではいかぬと子供を連れて、子供はただのプラネタリウム館へ急ぐ。同じような家が多いのか、十時の回は満員札どめ。「いつもはすいてるのにごめんね」と子供に謝り、小学校へ向かう。秘密の場所を案内してもらったり、思い思いに遊ぶ子供たちをながめていたりで、ついうとうと。これでいいのだと思いながら、駄菓子屋に寄ってから昼飯前のキャッチボール。  言うは易く、行うは難しと申しますが、まさに市民の小さな声までも市政に反映させたいという言葉や思いも市当局の大変なご努力の中で、一つ一つ切り開かれているのだと議会での質問を重ねるごとに実感しています。そういった中、三月に本会議で、六月に予算特別委員会等で、私は、多目的ホールの不足感を訴えてまいりました。それにこたえて、本町二丁目再開発ビルの茶華道センターを多目的ホールとしてもかなり利用できるように改善していただき、心よりの感謝を申し上げます。  なお、通告一の三「東葉高速鉄道駅周辺住民への説明会について」は、実現の方向で進めてくださるとの感触を得ましたので、今回は取り下げさせていただきます。  元気な手づくりの町づくりに関してでございます。「ふなばし未来二〇〇一」の本をすべての町会自治会へ寄贈することについて。発行から一年以上過ぎ、残念ながら販売等の実績は伸び悩んでいるようです。販売実績が下がったら、なおさら販売窓口を今ふやさなければ、十年計画のうち残余の年数が少なくなり、当然のことながら売れるタイミングがなくなると思います。しかし、発想を変え、十分な部数を販売に備えてご用意なさったにもかかわらず、販売実績に関しての終息状況を現実として受け入れるのであれば、残余の部数は相当程度あるものと想定できます。遅くなりすぎていない今こそ、すべての町会自治会に対して寄贈を決断できるチャンスだと思いますが、この点に関してのご所見を伺いたいと思います。  福祉水上バスの運行について。  海浜公園と浜町公民館に桟橋を新たに設置し、ノーマライゼーション運動に沿って福祉関係団体が主催となった事業準備が始まっていると聞いております。週末の運行を目指して、スポンサーになる可能性のある企業への打診が始まっているとも聞いております。市からの補助金を期待することなく、海浜公園と浜町公民館付近との間に水上バスがもしも走るようになれば、交通渋滞の解消やさらなる海浜公園の発展、そして何よりも他市に誇れる船橋らしい事業が生まれることになります。しかしながら、水上バスを運行するためにはさまざまな行政官庁の許認可を受ける必要があることは容易に想像され、心配な点であります。このような事業予定が明確化してきた場合、市としても実現のための助言や協力をお願い申し上げます。  積極行政の展開に関してでございます。  親しめる水辺空間の創出について。  京葉港Ⅱ期地区埋立は、四つの柱、すなわち「道路渋滞の解消」、「都市再開発の代替用地確保」、「国際商業港の構築」、そして「親しめる水辺空間の創出」を願い、目的としていると認識しております。  一点目として、マリーナの使い道について伺います。今やマリーナは特別な人たちだけのものではありませんし、特別な人たちだけのものであってよい時代でもありません。また、現在一部供用開始されている「夢の島マリーナ」十八ヘクタールに比べてこの四ヘクタールという規模は余りにも小さいと思えてなりません。もちろんあちらはあちらでこちらはこちらですから、大きさを比べるだけではいけないわけですが、これら東京湾でのマリーナ開発は、国際的にも先進国では例を見ないプレジャーボートがその共存をほとんど許されていないという湾内利用状況に対する改善なり、国際的バランス感覚なりから発想されている気がします。  そこで伺います。マリーナの利用条件の一つとして、市からの要請に応じて広く市民の体験乗船等へ協力する義務を考えてはいかがでしょうか。いずれにせよ、マリーナをより市民全体で利用する工夫が必要だと思いますが、ご所見を伺いたい。  二点目として、キャンプ場などの宿泊可能な社会教育施設等を考えていただけないでしょうか。ご所見を伺いたいと思います。  駐輪場の確保について。  東葉高速鉄道飯山満駅の周辺整備に関しては、今後種々の議論がさらに行われるようになると思います。そこで、それが仮にとりあえずという形であっても、着手可能のところがあれば進めていく、ある種の布石も必要であろうと考えます。まして、それが東葉高速鉄道開通の前からでも、現況改善に役立つというのなら、さらにその思いは強くなります。  そこで、伺います。現在、新京成バスの芝山団地終点の停留所を利用する方々でしょうか、芝山東小付近の公団所有の調整池沿いに多くの不適切な駐輪が残念ながら見受けられます。この池のフェンスを少し内側に下げていただき、駐輪場を新たに確保していただけないでしょうか。ここに駐輪場があるならば、将来的な問題である調整池、飯山満川第二支川、船橋市芝山運動広場等の多目的公園化を含む飯山満駅周辺整備に何らかの効果も期待できるようにも思えますので、ご所見を伺いたい。  埋設済み下水道本管の遊水地利用について。  市内にある水害危険地区に住む皆様も行政における積極的な下水道事業の展開に関しては、その関心が高ければなおさら十分に認識していらっしゃると思います。ただ、人情として一日も早く安心をしたいというのも無理からぬことであると考えます。もしも埋設済み管をとりあえず遊水地的に利用できるのなら、それが完全な水害対策ではなくとも、市民に対する行政の誠意がもっと伝えられるのではないでしょうか。  一点目として、埋設済み下水道本管の遊水地利用の可能状態の実態を、二点目として、現在工事が進められている地区での利用計画並びにその時期を伺います。例えば、海神小学校正門付近の浸水対策にどのような改善が望めますでしょうか。  公共施設の高度利用と再開発について。  施策の展開上に必要となる用地の取得は、困難を極めています。  そういった中、既存の施設を再開発することにより、高度利用化を進める必要性も増しています。  一点目として、高度利用が有効と考えられる施設名と、その計画に対し、どのような形で市民の声を反映する方針があるのかを伺います。  二点目として、具体的には、中央図書館のある建物や海神分館が中南部地区の再開発の一環として、また芝山出張所が飯山満駅周辺整備の一環として考えられると思いますが、再開発計画はありますか。また、計画検討の必要が生じた場合、どのような形で市民の声を反映していただけますか。  街角から生まれる学校未来像に関してでございます。  余裕教室の利用とその改修について。ハーモニカ校舎という言葉があります。同じような構造の教室がずらりと並び、かつ積み重なっている校舎という意味だそうで、私たちが見るほとんどの校舎はそれです。このハーモニカ、元気な音が出にくい穴がふえています。元気な子供たちの声という音が出ない穴、余裕教室と呼ばれています。しかし、この余裕教室も各学校の先生のご努力により、だんだんと元気な音が出始めていると伺っております。それでも、設計段階から意識して各学年にも講堂か小体育館のような大きな部屋を仕切って使えるようにした校舎につくられた子供たちが自由に使える空間と、ふえ続けていた子供たちが学校に入れない異常事態を防ぐために設計された校舎に生じた余裕教室という空間とのギャップは大きく、また個性を育てようという大きな流れの中で、先生方は、大変なご苦労をなさっているものと推察いたします。  さて、ここで私は一人の議員として伺いたいことがございます。また、二年後には、小学校六年生、四年生、二年生、一年生となる四人の子供の父親としても余裕教室の廊下側に面した間仕切り壁をすべて取り除くことはできないでしょうか。もしくは、可動式の間仕切り壁に直せないでしょうか。ご所見を伺いたい。  合同文化祭の開催について。  いきなり「岡崎っ子展」のような全員参加型の催しは難しいかもしれませんし、船橋らしさをつくり上げていく面からは適当とは言えないかもしれませんが、船橋市にもワンパク王国という全国に知られる施設があります。市民の心が一つになれるような催しやお祭りの種は多い方がよいかとも思います。以前の議会でも質問いたしましたが、学校と学校による合同、加えて学校と地域による合同文化祭の開催に対する進捗状況についてご所見を伺いたい。  船橋市青少年キャンプについて。  過去二十七回毎年夏に行われてきた船橋市青少年キャンプの、小学生から中学生に関する参加者が減少しています。募集要項を再検討し、二回以上の参加も認めてはいかがでしょうか。また、現在ある家型テントの設営は難しく、完全な設営をしないと普通の雨でも生活できない状態になります。設営が簡単で、短期キャンプに対して格段の性能を持ちながら割安でもあるゴアテックス地で、ジオデジック構造のテントに今後の購入はすべきだと思いますが、いかがでしょうか。  公民館、講堂等の設備充実について。  各公民館の講堂等は、多目的に利用できる場所として市民に親しまれています。そして、そういった場所に対する設備の充実は、大切なことであり、価値のあることだと思います。  そこで、伺います。一点目として、公民館講堂の設備として残響発生機、風呂の中で歌うと上手に聞こえるのと同じエコーマシンは全体の何割に配置されているのでしょうか。  二点目として、未配置の講堂等への配置をご検討いただけないでしょうか。エコーマシンは、一万円以内のものもあり、歌う際には必需品と言っても過言ではありません。ご所見を伺いたい。  どんな人のハンディも受けとめられる町づくりに関してでございます。  市民参加型の懇談会の周知と今後の位置づけについて。  恥ずかしながら、いまだに正確なその数を把握しておりませんが、議会を除いた行政体としての船橋市には、少なくとも五十から百に届くほどの市民参加の委員会、懇談会、協議会といったものがおのおのの所轄課により開催回数の違い、公開・未公開の違いを持ちながらもあります。これらは、本来議会がその任に当たるべきものかもしれませんが、議会の限界もあり、市民参加の町づくりを進める立場からは、感謝以外の何物でもございません。少なくとも、行政が真剣に市民の声を聞こうとする姿勢を感ずるに足る量的な根拠が見えています。ただ、船橋市民を始めて三十五年半、議員を始めさせていただき一年半、せっかくのこういった市民参加の姿勢をもっとはっきりとした、もっとすっきりとした形で量的満足感だけでなく、見せていただけないだろうかと思っています。もちろん、こういった面での大看板である市民の声を聞く課とその協力組織を行政体としての船橋市は持っています。しかし、もっと市民の声を、もっと小さな声を、という思いが百にも届く懇談会等をつくっているのも事実でありましょう。  まずは、それらの市民参加型の委員会、懇談会、協議会等の名称と目的を表形式にしたものを市民手帳及び広報で年一同程度発表してはいかがでしょうか、ご答弁ください。  次に、将来的な要望として、それぞれには委員長さんなり座長さんなり会長さんなりがいらっしゃるわけで、年一同程度そういった皆様による連絡協議会を開いてはいかがでしょうか。そして、最終的にそれらの会を課題ごとに集約した形の分科会として位置づける方向性を求めてはいかがでしょうか、要望といたします。  福祉作業所の廃棄物処理業許可について。  本市は自他ともに認める廃棄物処理の先進都市といっても過言ではないと思います。そして、それを支える担当部課の皆様や廃棄物処理許可業者の皆様に感謝を申し上げます。そういった許可業者の方々の妨げとならないことを大切にすべき前提とした上で、お伺いいたします。  廃棄物処理を本市の一大事業と考えるならば、それを支える太い柱は必要ですが、既にリサイクルでノーマライゼーション運動の展開がなされているようなことからも福祉作業所向けの事業開発なり、事業関与は可能ではないでしょうか。リサイクルの範疇となりますが、段ボール回収用のパッカー車の作業員として私も約一年間休日夜間の福祉作業所の仕事をお手伝いしたことがあります。廃棄物処理の範疇でも、より広い福祉関係者とご相談の上、しかるべき調整をしていただき、ノーマライゼーション運動の展開に廃棄物処理の面から積極的なご協力をいただけないか、お伺いいたします。  一問目は以上でございます。      [企画部長鈴木繁元君登壇] ◎企画部長(鈴木繁元君) 私から、二点ほどご質問を受けましたが、お答えを申し上げます。  まず、「ふなばし未来二〇〇一についてでございますが、この基本計画は、二十一世紀に向けて、豊かで住みよい国際都市を実現して行くための課題と基本的な施策を明らかにしたものであり、計画を実現するに当たっては、市民の積極的な都市づくりへの参加と協力が必要でございますので、前回定例会でお答えいたしましたように、公民館、図書館等の公共施設での閲覧や頒布以外に広報ふなばしの特別号や概要版、あるいはリーフレットの作成により、各種団体の要請による説明やPRを行っているところでございます。  ご提言の町会自治会への寄贈ということにつきましては、今後町会等の希望も聞きながら、関係部局と十分協議検討してまいりたいと思います。また、広報等によるPRを引き続き実施し、より多くの市民への周知、PRを図ってまいりたいと考えております。  それから、親しめる水辺空間の創出についてお答えを申し上げます。  親しめる水辺空間の創出についての中で、京葉Ⅱ期埋立計画におけるマリーナの利用方法とキャンプ場等の社会教育施設についてお答え申し上げます。  京葉Ⅱ期埋立計画は、全体で約二百七十ヘクタールの埋立計画でございますが、この中にご指摘のマリーナは約五ヘクタールが予定されており、海上百三十隻、陸上百四十隻、合計二百七十隻の収容が計画されておりますが、ご承知のように、この土地利用計画は、千葉港港湾計画の改定案として去る三月二十五日に中央港湾審議会において承認されたものですが、土地利用の詳細は今後検討されることになっております。  いま一つのご質問のキャンプ場等の社会教育施設も同様でございますが、今後事業主体であります千葉県企業庁とご指摘の点も踏まえて十分協議してまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。      [市民部長直江庸三君登壇] ◎市民部長(直江庸三君) 駐輪場の確保についてお答えいたします。  芝山東小付近の調整池沿いに駐輪場を確保できないかというお尋ねでございますけれども、以前にもそのようなご要望がありまして、住宅・都市整備公団に要請いたしましたところ、利用計画があるということで実現を見ず、現在に至っております。東葉高速鉄道が開通いたしますとかなり事情が変わると思いますけれども、それまでの間、暫定的な利用ができないか、再度公団と協議してみたいと思います。  以上でございます。      [下水道部長宮下将和君登壇] ◎下水道部長(宮下将和君) 所管事項についてお答えいたします。  下水道の排水施設は、本来下流より整備していくのが原則でございますけれども、現場等の事情によりまして、上流部が完成し、下流部の未整備となっている施設がございます。このような施設は葛飾幹線、太刀洗幹線がございますが、現在この二カ所の施設につきましては、下流部に影響を及ぼさない範囲内で雨水の取り込みを行っております。また、現在施行中でございます城門幹線につきましても、海神第二保育園地先において既存の城門川と接続を行い、雨水の取り込みをいたす考えでございます。  以上でございます。      [財政部長増岡福三君登壇] ◎財政部長(増岡福三君) 公共施設の高度利用と再開発の問題でございますけれども、所管部が私どもか、企画部もしくはほかの施設、直接の行政財産の管理者等がございますけれども、財政部として、総合管理者としてご答弁申し上げます。  最近ご承知のように地価が鎮静化しつつあるものの、公共施設の建設用地を取得することについては、財政面での多大な負担となっているのが現状であります。したがって、既存の低利用されている公共施設あるいは遊休地の高度での有効な活用が必要なことだと考えております。この有効手段として現在まで公共施設の複合化が考えられ、公民館、図書館、老人福祉センターなど既に実施いたしておるところでございます。また、本町二丁目中央街区での再開発など、民間との共同ビルの建設なども実施してきているところでございます。  具体的なご質問の中央公民館等を含めた建物の再開発の質問でございますが、ご案内のように、この周辺は商業地域で、しかも駅前からメーン通りに面していることもあり、利用価値の高い地域であります。この分庁舎は、昭和五十一年取得以来二階建てと低利用になっておりますので、高層化による高度利用は必要であると考えております。しかし、周辺の民間ビルの高層化が進んでおりますので、建築は単独での高度利用になると考えております。  また、海神分館については、この地域はご案内のように住宅密集地であり、周辺の事情等もあって現在のところ、高層での建築計画は難しいだろうと考えております。  次に、芝山出張所を含めた東葉高速鉄道の飯山満駅周辺の関係でございますが、ご案内のように芝山出張所は住宅・都市整備公団が芝山団地を開発した際、昭和五十二年四月に開設して以来十五年となりますが、現在のところ、まだ、建てかえの時期には至っておりません。また、ご承知のように飯山満駅周辺は、現在駅広を含めた区画整理によって開発を進めているところでございます。したがって、現在のところ、芝山出張所を含めた再開発は考えておらないところでございます。  最後に、計画を検討する場合の、市民の声をどのような形で反映させるかというご質問でございますが、基本的には、新基本計画「二〇〇一」を基本として、その地域に最も必要な施設を有効に配置することは当然でありまして、必要によっては関係部課と協議の上、アンケート等を実施し、市民の声を聞く必要もあると考えておるところでございます。  以上でございます。      [管理部長金子岩男君登壇] ◎管理部長(金子岩男君) 私から、余裕教室の有効利用につきましてのご質問にお答えいたします。  ご案内のように、昭和六十年度ごろから子供たちがゆとりある充実した学校生活が送れるようにとのことから、年次計画によりまして、小学校では低学年図書室や相談室、多目的室、ランチルームなどに、中学校におきましてもパソコン室や多目的室、進路相談室、あるいはカウセリング室等に活用し、よりよい学習環境の整備、充実に力を入れているところでございます。その中で、現在一部パソコン室や図書室等につきましては、校舎の一番隅を使いながら廊下側の間仕切りを全面的に取り除きまして、その有効利用を図っているところでございます。  今後におきましても、各室の目的別に応じ、余裕教室の活用対策の中で、ご質問のことにつきましては、関係部とも協議をしながら、教室と廊下の間仕切りを取り除いても教育上他に特段の支障がなく、より効果的な利用ができる場合には、なお一層そのような方向で取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。      [学校教育部長渡辺俊彦君登壇] ◎学校教育部長(渡辺俊彦君) 私から、所管の事項についてお答えいたします。  現在本市では、絵画展であるとかあるいは写真展、社会科作品展、科学展、技術家庭科作品展を初め、各種のコンクールなど児童生徒の作品を部門別に発表し、いわゆる教科領域ごとといった形をとった部門別の発表を実施しまして、多大の成果を挙げてきております。この実施に当たりましては、市内八十三校という学校数の多い中からの作品を一同に展示するため、まず学校での準備あるいは開催の方法、会場の選定等関係機関との協議など厳しい条件を伴っております。ご質問の「岡崎っ子展」のようなこれらを合同作品として開催することは、現在の教科領域ごとの作品展と別の効果が得られることは十分考えられます。  しかし、一教科一領域でも先ほど申し上げましたようにかなり難しい問題がありますので、合同となると、現状では、さらに困難が予想されます。幸い、市民ギャラリーの完成も間近でございますので、今までの開催の中で特に民間の施設などをお借りしますので、期間の問題などがもっと長くという希望なども出ておりますので、この利用を検討しながら、趣旨は十分理解できるわけでございますが、現在の部門別作品展の一層の充実に努めてまいりたいと考えております。  なお、岡崎の状況も調査し、参考にしてまいりたいと考えております。  以上でございます。
         [社会教育部長古市和夫君登壇] ◎社会教育部長(古市和夫君) 私から、三点につきましてお答え申し上げます。  まず最初に、青少年キャンプ事業における参加者の取り扱いの問題でございます。  先ほどご質問者からお話があったように、最近、青少年キャンプに参加する子供は、確かに減少の傾向にございます。この青少年キャンプは、青少年相談員が主催する唯一の事業でございまして、ご指摘のように今回で二十七回目を数える大変歴史のある事業でございます。ことしは若干趣を変えまして、山梨市の青少年との交流キャンプを実施したところでございます。そこで、この事業に参加する子供につきましては、交通費相当額の約二分の一を参加者負担金としてお願いしておりまして、残りの経費は市が補助金を交付することによって行っているところでございます。したがいまして、補助金を交付するという性格と幅広く参加者を求め、青少年の健全育成を図っていくということから、過去このキャンプに参加した子供は参加資格を有していないとして、行ってきたものでございます。しかし、ご指摘のように、参加者が減少していることは、児童生徒数の全体数が減少していることも理由の一つでございまして、また事業に対する魅力の問題もあるかと存じます。私どもといたしましては、事業の活性化を図る一方、過去参加した子供の取り扱いを含めまして、今後青少年相談員連絡協議会と協議をしてまいりたいと考えます。  次に、テントの問題についてお答えいたします。  現在大神保青少年キャンプ場で使われておりますテントは、昭和五十九年度に青少年キャンプ場の開設とあわせて購入したものでございます。アウトドアスポーツの関心が高まるとともに、テント、備品等についても年々改良され、現在私どもが所有しておるものは、性能性に欠けるものではございませんが、そういう懸念もあるわけでございます。しかしながら、現状ではまだ使用していく上では、支障がないものも多くありますので、今後買いかえの場合は、ご指摘の点も含めまして十分検討させていただきます。  次に、公民館講堂の設備の充実についてというご指摘でございまして、本市の公民館の講堂には、エコーマシンといったような設備はございません。ただし、宮本公民館のようなホール的な機能を有した講堂には音響調整卓がありまして、エコーユニットが組み込まれており、ここへ音を入力することによってエコーを発生することは可能でございます。講堂に音響調整卓がある公民館は、四館ございますが、他の公民館のエコーマシンの設置につきましては、施設、設備の状況、公民館の事業計画、現場の意見など十分勘案しながら検討してまいりたいと思います。      [広報部長三谷哲男君登壇] ◎広報部長(三谷哲男君) 私から、市民参加型の委員会、懇談会、協議会等の名称と目的などを市民手帳に、また広報で年一同程度発表してはどうか、についてお答え申し上げたいと思います。  ご案内のとおり、各種の委員会、懇談会、協議会等は市民各層の広範多岐にわたる声を市の政策に反映させるために設置されているものでございますが、広報誌でも発足当時や答申あるいは報告書等が提出された機会をとらえまして、その名称、目的、構成メンバー、内容などを掲載し、お知らせをいたしておるものでございます。例えば、行政改革懇談会、また総合計画審議会、近時では中学校給食問題研究会、在宅医療問題調査研究会、都市デザイン委員会、JR船橋駅南口の市街地再開発審査会、大型フラワー検討懇談会、学校週五日制実施にかかわる推進委員会等々について広報誌で紹介をいたしてまいりました。今後とも市政の動向や市民の皆様方のニーズや関心の高いものを中心に、委員会、懇談会、協議会等の名称、目的、活動内容等を広報諸等で適時お知らせをしてまいりたいと考えております。  以上でございます。      [環境部長宮沢健君登壇] ◎環境部長(宮沢健君) 福祉作業所についてのご質問にお答えいたします。  ノーマライゼーション運動の展開に廃棄物処理の面から積極的に協力できないかというご趣旨のご質問でございますが、私ども、昭和五十四年の四月、リサイクルセンターを開設した当初から資源の選別作業に積極的に障害を持っておられる方々を雇用するようリサイクル会社を指導し、ノーマライゼーションを先取りする形で取り組んできたところでございます。現在もリサイクルセンターには光風みどり園の園生を多数訓練生として受け入れているほか、卒業生を社員として雇用させているところであります。  お尋ねの民間福祉作業所につきましても何らかのお手伝いができないものか、福祉部初め、関係機関と十分協議してまいりたいと考えております。 ◆安藤信宏君 ありがとうございました。了解です。       ───────────────── ○副議長(伊藤浅由君) 佐藤哲夫君。(拍手)      [佐藤哲夫君登壇] ◆佐藤哲夫君 新樹クラブの佐藤哲夫であります。  実は、二、三の先輩議員さんからこんな話を聞く。もうおまえの質問はやめてくれ(笑声)――というご忠告を承りました。我ながらそういうこともあるのかなあと思って、反省した次第であります。ただ、大正末年生まれでございまして、やっと還暦近くなって議員に出させていただいたものでありますから、まことに申しわけありませんけれども、大正ばかと思っていただいて、ご容赦願いたいと思います。余り利口でない男が何か言っておるという程度の気持ちで、お聞き願いたいと思います。中には一つぐらいいいところがあったら、お聞き願いたい、こう思います。  私どもの会派の田久保捷三議員も申し上げましたけれども、この国はなっとらん、なっとらん。この町はなっとらん、なっとらんという声も盛んでありますけれども、そのおかげかどうかわかりませんが、今世界の中で我が国ほど安定度の高い国はないのじゃないか。最近のテレビ見てますと、新聞見てますと、ECもドイツの高金利政策を核としまして通貨の混迷が起こっておる。おたおたしている。そういうと何ですけれども、信頼できない総理大臣をいただいても、まあここまでやってきた。ひょっとすると国民、庶民の知恵がここまで持ってきたんだというふうに考えられないこともないと、私は思うんであります。そう考えておいた方がいいんじゃないか、こう思うんであります。問題は、ここまでやってまいりました国民のこのエネルギーをどこまで保持するか、保ち育てられるかというところになるんではないか、こう思うわけであります。  そこで、気になるところを幾つかまず総合的に申し上げてみて、ご所見を承りたいと思います。  第一点は、人権絶対主義といいますかね、という考え方があると思うんです。人権思想は、特に戦後占領軍によりまして広く日本人に行き渡りました。私は、これに真っ向から反対する気は全くございません。ある意味ではアメリカから学んだ貴重なものだというふうに考えておりますし、事実、アメリカの方でも人権外交を展開しておる。しかし、それを絶対化してしまうことはどうか。この国は、あるいはこの世界はと言ってもいいんでありますけれども、それは、今生きている人間のためだけのものか。今生きている人間のためだけの国でもなければ、世界でもないんじゃないかということを我々も気がつく必要があるんじゃないか。二十一世紀に向かってですな、そんな気がいたします。  私は、少なくとも既に死者となりました、あの世に行ってしまっております多くの先祖、あるいはまたこれから生まれてくるところの子供たち、両方とも考慮の上においた人権ならいいけれども、今生きている人間だけの手前勝手な人権思想といいますかね、それはニーチェが昔、「猫の利己主義」と言ったんですけれども、「カッチェンエゴイズム」というんですな――「猫の利己主義」。それはちょっとまずいんじゃないか。ですから、そうじゃなくて、今生きている我々自身も含めまして、今生きている人間一人一人が深くそういうことを考えて、そして考える人権や民主主義といいますか、そういうものが本当の根を持つと思うんですね。またよく機能すると思うんです。そうでなくって、自己中心だけの、今生きている、おれがおれがだけのそういう民主主義は非常に危険である。あるいは人権主義は危険だ。そういうものをどう超克するかということが、これからの課題ではないかと思うんです。  なかなかこんなことを言うのはいないと思うんでありますけれども、私はそう思うんです。そういう問題を今抱えているという認識が大事だと思うんであります。  二つ目の問題は、労働観の問題であります。  これはよく言われることでありますけれども、ヨーロッパ方面における労働観と我々日本人の労働観とちょっと違うんじゃないかという点であります。ヨーロッパでは皆さんご承知のようにキリスト教的な労働観がございまして、根底にありまして、彼らの考えている基本は、人類の祖先であるところのアダムとイブが天国で禁断の木の実を食べた。そのために、天国から、神の怒りに触れまして、地上に落とされた。そして、罰として天国ではなかった労働を科せられているんだというふうに考えるんですね。つまり、労働は悪という精神的な遺伝子が彼らに伝わっている、脈々と。  これに反しまして、我々日本人はどうかというと、神話の中にもありますけれども、高天が原で天照大神がみずから機を織っているんですな。労働しているわけであります。神さんが働いているんですなあ。つまり我々の遺伝子の中には働くことが苦しみであるばかりではなくて、むしろそれは喜びであり、楽しみであるという遺伝子が流れているんであります。  これは私が言うばかりじゃありませんで、上智大学の渡部昇一さんなども既に繰り返し――彼はキリスト教ですけれどもね、繰り返し言っているんです。  私は、日本人は働き過ぎであるとか、労働時間を減らせというような外圧がございますけれども、また、それに応じまして週休二日制なども滑り出しておりますけれども、ただ休めばいいというものじゃないと思うんですね。今心配なのは、我々はヨーロッパの労働観のしり馬に乗って、働くことはむしろ喜びであり、楽しみであるというふうな遺伝子を破壊しない方がいいんだろう。これは一種の謀略かもしれない、彼らの。私は日本人の遺伝子を破壊することを避けにゃいかぬ、こう思うんですね。この辺で、我々は新しい時代に即しました我々の労働哲学といいますかなあ、そういうものを考えておく必要があると思うんです。これは左右を問わず。  私は、できないことなんですけれども、市長さん以下もできないと思うんですけれども、週休二日制がいい、いいって、政府が言ったり、文部省が言ったりすると、天下り行政ではいはいと言うだけでいいのかという問題もあると思うんですね。私は議員で、自由だから言っているんですけれども、まあ難しいと思うけれども、本当にいいのかという問題があります。そういう点も考えていく必要があるんじゃないかと思うんです。  三つ目です。三つ目は、福祉の問題であります。  たくさんの、今回も出てますけれども、私ずっと議員になってから思い続けてきたんでありますけれども、福祉に対する基本的な考えというのはしっかり持ってなきゃいかぬだろうと思うんであります。というのも、北欧諸国の福祉政策、あるいはヨーロッパ諸国の福祉政策、その結果などを見ながら、あるいはそれを洞察しながら、我々は彼らの失敗を繰り返す必要はないと思うんです。  最近いろいろ聞いたり、読んだりしておりますと、例えばドイツでありますけれども、東西ドイツの統一をなし遂げたドイツですけれども、実はその前から彼らもやっぱりヨーロッパ病にかかったんですな。まず、勤勉で我々日本人も似ていると言われておりましたドイツ人の中にですね、まあこの辺でいいんじゃないかというふうな現状肯定の満足感が社会に充満いたしました。で、現在のドイツの高い――西ドイツですね、高い生活水準だったらば、これ以上必死に働くことはねえんじゃねえかというふうに多くのドイツ人が考えたというんですね。  これと関連いたしまして、当時大変活躍しましたけれども、プラントとかシュミットとかという、これはまあ社会党さんには悪いけれども、社民党政権ですな、いいこともやったんだ。彼らが長く続いた結果どうなったかといいますと、非常に社会福祉制度が完備したんですね。問題はですね、問題は、完備したのはいいけれども、これに伴いまして政府の公共支出がものすごく肥大化した。もう日本どころの比ではないんですね。それに労働賃金もウナギ登りだ。働く意欲が失われる。労働界も硬直化しちゃった。  で、コール政権になりまして、懸命になって、このネジをもとに戻そうとしているんだ。だけれども、なかなか一回ゆるんだネジはもとに返らないんですね。特に福祉政策というやつは、一回やっちゃうとなかなかもう一回――じゃあ間違ったから変えろったってなかなか変えられないということが言えるんです。そして、さらにですね、ドイツ人をスポイルしたのは、ご承知のように外国人労働者ですね。炭鉱労働を初めとしましてダーティな部分を全部ゲストアルバイターというんですかな、そういう外国人にやらしちゃった。三Kをですな。  私は、人間というものはですね、福祉福祉と言っておんぶにだっこでは、やがてだめになる存在だと思うんです。そう思うんです。だから、やっぱりある程度のリスクを持って、自分のことに危険を負う――担う場合を持たなければだめなんじゃないか。すべてのリスクをですね、国家や行政に押しつけて、果実だけを自分がもらおうというような体制の中に置いたら、どれほど――勤勉で貯蓄の模範生であったドイツ人でさえもですね、やっぱり働かなくなるし、お金を貯めなくなっちゃう。貯蓄する心配はないわけであります。国や市や町がみんな面倒見てくれる。だれも働く奴がいなくなるんであります。  そこでですね、さまざまな福祉国家の実験から今明らかになっていることは、全予算の中で、福祉というのはどの程度まで可能なのであるかという、やはり限界があると思うんです。こういうことを考えて議論する必要があるということであります。私が申し上げている福祉といいますのは、狭い意味の福祉ですね。広い意味の福祉となりますと、これはもう政治すべてが福祉になりますから……。狭い福祉にも限界がある。どこまでが――お互いに考えたいと思うんです。  四つ目、ちょっと視点を変えまして、今度はもっと足元の問題に返った問題。  つまり二十一世紀を考えていて、ふと私は思ったのでありますけれども、私の田舎は信州の上田でございますけれども、帰りまして、五十名ばかりでもって親と子の合宿をやりました。行ってみて思ったことでありますけれども、上田には、意外と菓子の銘菓というんですかな、うまい菓子が、いろんな菓子があるんですな。で、思い出しましたのが、私二十代のころに市川におりまして、市川にも意外とうまい菓子があるんですね。その当時市川の菓子の名人と言われたおじさんと親しくなりまして、いろいろ聞いているうちにですね、いや佐藤さん、佐藤さん、あんた上田が在だっていうけれど、実はあそこには、戦後ね、東京の相当一流の菓子職人が疎開したんだ。あそこは、きっとうまい菓子が出るよ、なんて言っていました。まあ、そういう、今考えますと、そういうことがあって、あの辺にもいろいろな菓子屋があるのかと思うんでありますけれども、そういう点で、例えば神戸なども、聞いてみますと、日本じゅうに有名になるような菓子がつくってある。  私の少年時代に、前橋――群馬県の前橋でございますけれども、そこにも焼きまんじゅうという古くからのまんじゅう、焼きまんじゅうとかね、片原まんじゅうとかというのがある。素まんじゅうですけれども。それがその土地と結び合っているんですな。もう前橋行くと、焼きまんじゅう食いたい、あるいは片原まんじゅう食いたいと思うわけであります。そういった銘菓といいますか、そういったのが一体船橋にあるかというと、どうも余り――あるのかもしれません。私は気がつかないかもしらぬけれども、ないんじゃないか。  船橋の菓子とか、船橋の郷土料理はこれだとかね、そういった船橋の持っている銘菓、名菓子、名料理っていうもんがないもんか。せんだって私、どこかでニンジンワインというのを飲ましていただきまして、後で、先生飲んだのは、ニンジンワインだと言われたんですね。そうか、ニンジンワインを考えた人もいるんですね。ニンジン……。そういうその発想、僕はいいと思うんです。まずくても何でもそういう発想でもってですね、やっぱり皆でもってそういった銘菓、名産、名料理をつくっていく。そしてそれをまた市民が宣伝する――船橋という名前でですね。  行政サイドも、そういったものを生み出すような、例えばお菓子のコンクールでありますとか、あるいは郷土料理のコンクールとか、やっているところありますけれども、そういった土壌をね、どんどん掘り起こしてもらいたい。次の時代に向かって、船橋の船橋っちゅう存在を知らせるような方向に動いていただきたい、こう思うんでありますけれども、そういう新時代へ向けての幾つかの総合的な点でありますけれども、当局のご所見を承りたいと思います。  次は、質問書にあるように、具体的な問題に入りたいと思いますけれども、その第一は、既に先番議員も論じておられました京葉Ⅱ期埋立事業についてであります。ちょっと水――。  先番議員さんの質問となるべくダブらないようにして質問いたしたいと思います。多少ダブっても、お許し願いたい。  まあ、時代の流れをこう見ておりますと、私の感じでございますけれども、従来の開発一辺倒の時代から、じっくりと腰をおろして限度ある開発というふうな時代を迎えているんだろうと思うんですね。そう私は見ております。やみくもな開発の時代からは、少しずれてきている。やっぱり開発の質と内容が問われるという時代に差しかかっているんだろうと思うんです。繰り返すようですけれども、まあその場合でも、やっぱりその土地の持っているアイデンティティといいますか、それをどう生かすかっていう方向でもって開発が考えられる必要があると思うんです。そういう時代を迎えている。したがってこの京葉Ⅱ期と言われるんですか、その埋立の事業につきまして、その観点から多少論じてみたいと思うんであります。  ところで、今東京湾で計画されておりますところの開発プロジェクトといいますのは官民合わせて五十以上あるんですか、既に幾つかは実現に向かって動いております。で、東京湾のこれらの事業を地図の上で眺めてみます。地図の中ばかりではありません。せんだって何だ、宇宙衛星からこう見たんですな。あれ見ると船橋見えますもんな。あの宇宙衛星から見えてる。見てみますと、船橋と市川の前面の海岸は、まさに一番湾の最奥部にある、皆さんご存じのように。そうして、一方は幕張のメッセの部分がある。片一方にはディズニーラソド――浦安の部分がぐうっとこう出てきている。完全に取り囲まれているんですね。さらに、東京には、大川端リバーシティ何とか、東京計画何とかとか、横浜では――私どもも行きましたけれども、みなとみらい21とか、いろいろなものがどんどん実現している。  そうしますと、あの海の向こうを見てて一番取り残された部分には、市川、船橋前面の海があるというふうに、私はあの地図の頭上、空中写真から見て、そう思うんですね。本来、船橋の町の持っておりますエネルギーっていいますか、その地名から考えてみましても、海につながる町だってことは間違いない。しかし、その船橋の海が、どうも生きてないんじゃないか、気息えんえんとして、みんなに取り囲まれているんじゃないかっていう気がするわけであります。  これは、いわば地政学上ってんですかな、地理と政治をぶつけての所見でございますけれども、やっぱりこのあたりで起死回生の一手を打たなきゃならない。そうすると、この埋立Ⅱ期の工事といいますのは、どうも避けて通れないんじゃないか。でないと、船橋の地盤沈下は避けられない(「そんなことない」と呼ぶ者あり)というように、私は思います。(「私は思うのはいいけどさ」と呼ぶ者あり)私は、思うんです。  そこで、その問題の一つは、自然保護の見地からの三番瀬の問題どうするか、それをどう乗り越えるかっていう問題。  それからもう一つの問題は――これは出した場合ですよ。お隣りの市川側のⅡ期の埋立の部分は、予定面積が広い上に、よくも悪くもいわゆるそのダーティーな部分は、どうも船橋の前面に――汚い方の部分はですな、とりあえずできてしまう可能性が強い。コンテナ埠頭っていうんですかな。つまりダーティーな部分を我々の前面が受けなければならない、負担しなければならないってことになっている感じがするわけであります。これをどう乗り越えるか、つまり、三番瀬の問題をどう乗り越えるか。それから、そのダーティーな部分をどう乗り越えるかってところに、僕はこの問題の問題があると思うんですね。三番瀬のあそこを守れ、守れって頑張っていてもしょうがないんであって、あれはやっぱりどう生かすか、どういう形で生かすかに頭を切りかえていく必要が私はあると思うんです。事実よく聞いてみますと、浦安のところが出っ張っているために、海流っていうのが、先番議員もおっしゃいましたけれども、回ってるわけですな。その回ってくる渦が、三番瀬に入ってこなくなりつつある、実態は。そういう問題も考えまして、つまり新しい状況が生まれているわけでありますから、やっぱりとらわれないで、次をどうするか真剣に考える必要がある、というふうに私は考えるわけであります。  それから、先番議員も出ておりましたけれども、その三番瀬の機能をもっとどこかに移す方法はないかってことも考える必要がやっぱりあると思うんですね。市長さんも答えておる。聞いてみますと、習志野の何か埠頭がありますけれども、あの向こう側の方にやっぱりそういうところがあったんだそうですな。(「全部流れちゃうんだよ」と呼ぶ者あり)そういう問題もある。(「ならないよ」と呼ぶ者あり)だから、それをどうするかっていうことを考える必要がある。  私は、その三番瀬の問題も自然保護の問題も何とか乗り越える方法を考えていく必要がある、知恵を出すしかないと思う、というふうに考えます。ダーティーな部分につきましては、私は例えばその貨物船のコンテナ埠頭じゃなくて、むしろ客船埠頭なんてふうにしちゃったっていいじゃないかとも考えるんです。コンテナの方は横浜や東京や千葉に任せる。船橋はむしろ客船の埠頭へ持っていったら、というふうに考えます。それは一つの考えです。  それからもう一つ、前から気になっておりましたのは、京葉Ⅱ期と書いて、市川の前面は市川Ⅱ期と書いてあって、なぜあそこ船橋にならないのかと思って――幼稚な考えですね、「京葉港」と言わずして「船橋港」って言ってしまった方がいいんじゃないか、そういうふうにしてもっともっと押し切っちゃった方がいいんじゃないかというふうに思うんでありますけれども、この辺のことにつきまして、当局のご所見を承りたいと思います。  次の、三番目の問題でありますが、池、湧水地帯の復活についてという課題でありますが、これは既に前に私も議論したことがございまして、繰り返すようになってしまいます。なってしまいますが、やっぱり言っておきたいので、申し上げます。  皆さんご存じのように、船橋のあちこちに、やっぱり湧き水のでるところがあったんですね。あった。それから池もあった。天沼公園も池だったかもしらぬ。あそこに池があった。その池がなくなってきちゃった。それから、泉もなくなっちゃってきつつある。  前から申しましたけど、田喜野井とか滝台とか御滝みたいな滝のつくところは大体昔泉が出たところらしいですね。習志野には強清水っていうのがあった。北習の駅の真っ直ぐ正面です。そういったところを、全部周りが埋め立てられまして、もう出ておりません。しかしね、何かそういうところには地下水脈あるに違いないんで、何かそういうものをもう一回復活する必要があるんじゃないか。あちこちに、多分あると思うんですね。そういったところを復活していく必要があるんじゃないか。  せんだって、朝日新聞を読んでおりましたら、東京の国分寺市ですか、都と市の共同事業といたしまして、泉の周りのあたりを、穴の空きました――内径三十五センチ深さ五十センチっていいますから、浸透桝みたいなもんだと思うんですけど、それを市内の住宅などの地中に約二千三百基埋める、そして三年計画でもって、年間十四万トン近くの雨の水を涵養しようなんという、そして湧水を守ろうというふうな記事を目にいたしました。  船橋におきましても、こういう知恵を出す必要があるんじゃないか。できてもできなくてもね。もう頑張らなくちゃいけないんですね。といいますのは、せっかく高根川ですか、浄水施設ができますね。まことに時宜に適したものだと思ってます。しかし、よく考えますと、下水道の汚水をみんな海岸にまで引っ張ってしまいますと、将来あそこには水がなくなっちゃうんですな、何十年かのうちには。やはり雨水しか海老川を通らない、雨が降らなければ海老川の水はなくなっちゃうってことになっちゃうかもしれないということを考えますと、川のない町っていうのは寂しいですから、何とか工夫して、泉を復活させる作戦も考えていただきたいと思うんであります。  今から十年二十年後かもしれませんけれども、今から手を打てば何とか、少しは何とか変わってくるんじゃないかっていう気がするんでありますけれども、その点につきまして、当局のご所見を承りたいと思います。  次、緑化戦略につきまして。福祉と緑の都市宣言につきましては、まことに時宜にかなったものと思います。それを応援する意味で、申し上げます。  一つは、先番議員からも出ましたけれども、やっぱり街路樹を大事にしてもらいたいと思うんですね。やっぱりあちこちの町を訪れ視察をしてみますと、やっぱり私どもすぐ気がつくのは、街路樹がどうなっているか、そこにごみがあるのかないのかとか、どういうふうに手入れがされているのかとか、そういうことが気になるんですね。どのくらい心配りがあるかってことが気になります。それを見て、この町の行政の姿勢はこの辺だっていうふうに思っちゃう。私は思ってしまうんですけど、つまり街路樹はその町の顔なんですね。福祉と緑の宣言をされました。しかし、その町の顔であるところの街路樹がですね、やっぱりおかしかったら、おかしいんじゃないかと、こう思うんです。  先番議員から指摘がありましたように、干天続きで鎌ケ谷市の街路樹もやられているものもありました。船橋市ばかりじゃないですけどね。とにかくやられているんです。しかも、私が気になったのは、庁舎の近くのがやられておるんです。いや、枯れているのが多いんですね。例えば、指摘されましたように、文化ホールの前とかね、市役所すぐ前のフラワーボックスなんか、全部枯れておる。最近撤去しましたけれども――。  私は、そういうこともあるかもしらぬと思った――私は思ったけれども、ちょっと気になったことが一つあるんです。水をまく時期を失したんだと思う。それは間違いなくね。しかし、その水をまく時期を失したもっと前の問題、立ち枯れの状態が、市役所たくさんいらっしゃるんですから、職員がね、毎日あそこ通っている人がいるわけだから、ちょっと見たら、これは危ないってことは、これはわかるわけだな。わかった職員は、なぜその係のところに言わないのかってことが、一つね。(「心の貧しさだ」と呼ぶ者あり)言うと、まあ面倒臭い、いいやといってね、言わなかったかもしらぬ。それは責めてません、そういうことがあるんじゃないかと思うんです。  聞いた方が、まあいいや、そのうち何とかなるわ、対応どうしたのかってね、対応の問題ですな。また、その担当課でだれが気がついたのかね。まあ、その辺の私はシステムと機能が、あるいは職員の心が、どうもうまくいってないというふうに思う。いってないからああなっちゃったんじゃないかというような心配をするわけであります。そこを、問題は、ああもう一回あそこに植えりゃいいんだと思わないで、何だったのか。失敗人間ありますよ。ありますけれどね、何だったということをよく考えてもらいたい。どこがポイントが悪かったのかというところをですね、ひとつ検討願いたいと思うわけであります。  次に、先日馬込霊園にちょっと行ってまいりました。やはり、これは単なる墓地でなくて、やっぱり墓園といいますかな、雰囲気がありまして、大変よくなっているなと思ったんだ。ところが、よく見てみますと、いろいろ問題あるんじゃないか。先番議員も出ましたけれども、取り込み道路の問題もありますが、中で樹木、枯れた樹木があって切っちゃってる。相当大きな木だ。サワラの木なんかあるけれど、その後植えてないんですな。やっぱ、あの切りっ放しじゃなくて、何かこう、ちゃんとやってもらいたいと思いました。つまり行政が率先して樹木を大事にする姿勢をとらないと、福祉と緑の町宣言もちょっとまずいと思うんです。  それから、こんなことは言わなくてもいいんですけれども、霊園に隣接しました再生センターのところ通りましたらば、あの周りの建物の周りに植えてあった、植栽されておった樹木がみんな切られている。人目にも建物が露出しちゃっている。どうして切ってしまったかわかりませんけれども、まあ簡単に切るなと、行政は。考えてやってくれと思いました。  批判はそのくらいにしまして、積極的な一途としまして、私の思ったのは、各学校に、あるいは民間や地元と話し合って、その学校の職員や生徒は、管理委託を受けてね、学校林というかな、その学校の受け持っている学校林なんてものを考えて、あるいは荒れ地になってしまっているところの部分を地権者から借り受けたりしまして、植林させるというふうなこともあるんではないか。当局のご所見を承りたいと思います。  最後に教育の問題であります。幾つかご質問申し上げます。  私は、皆さんご存じのように、戦前、戦中、戦後の教育で、教わったり、教えたりして、体験してきた者の一人として、現時点で一番強く感じますことは、日本の教育界にとって、非常に大事な時点を迎えているぞという認識であります。このことを裏返しますと、強い危機感であります。それを本当に船橋の教育、日本全体の問題です。そのことを本当に考えていてくださるかなっていう……。戦後、五十年近くなりまして、日本をめぐる世界の情勢も急展開をつけておることはご承知のとおりであります。これに対応する教育界の反省と変革の足音が聞こえてこない。私は、教育界というところはですね、最も先見性に富んでなきゃいかぬ。時代の先を見越さにゃいかぬ。洞察力がなくちゃならない。それが、一番必要なところだと考えております。ただ、時代の流れに流れていくんだったら、そんなの要らない。以下、そういう思いを根底にして申し上げます。  まず、学校給食の問題でありますが、私の立場は既に最初から申し上げてきましたように、学校に食事まで持ち込むべきではない、というのが基本的態度。いかにがんこでばかだと言われようと、この姿勢に変わりはない。その点で、私は、埼玉県庄和町の町長さんの姿勢に敬意を表するものであります。仮に、あそこの問題はね、どのようにやっていこうといいんです。とにかくあの町長さんが投じられた一石は、現代日本の政治界、教育界にとっても大きな意味があったと、その勇気と先見性に敬意を表したいと思うんです。  見てますと、いろんな評論もあちこち出てます。This is読売の九月号に上坂冬子さんと曽野綾子女史がやっている。百回記念の公開対談、「大声小声」っていうんですな。本も出てますけれども。「学校給食廃止、町長がんばれ」という見出しですな。NEXTという月刊誌には、船橋にも何度か来られましたけれども、評論家の屋山太郎氏が給食廃止の論陣を張っている。ともかく、極論もあるんです。あるんですけれど、ともかくね、給食万能論の時代は去ったと私は考えております。船橋は船橋流の歩みを歩んでおるようでありますけれども、このような情勢に呼応しまして、賢明なご当局の現時点における率直な感想をお聞かせ願いたいと思うんです。  けさの朝日新聞の社説にも、私と立場は違いますけれども、かなり穏当な意見が出てました。新聞の論調も変わってますな。やっぱり、基本的には、食は文化だというふうに考えなきゃいかぬ、本気で考えなきゃいかぬということを申し上げておきたいと思います。  次に、徳育の問題について申し上げます。  よく学校教育は、知育、体育、徳育と言われるんですね。僕らも聞かされたし、言ったし、考えてきた。私は戦後の教育でも最も足りなかったのは徳育じゃなかったのかと思っているんです。先ほど話しました人権思想や民主主義先行する中で、多くの人々が常に利己といいますか、自分、おのれを中心に考えちゃう。自分だけがよければいいというふうなエゴを先行させてしまった。学校教育もそれを推進しちゃったんじゃねえか。実はその結果、あの自転車の放置、あるいは空き缶の放てきといわれるあの現象、あれやっぱり私も責任があると思うけれども、「赤信号みんなで渡ればこわくない」というふうなのがありましたけれどね、ああいう戦後の教育のある機運が生んだ鬼子だと思うんですね。ほっておく――自転車ほっておく。本をほうり投げる。たばこをほうり投げる。私はあの街角の光景を見て、教育界が反省する必要があると思うんです。いや、私はすればいいと思う。  そうした今の学童たちに徹底的に、体験的に、現在のだめさを教えながら、十年後の子供に待つしかないんですな。つまり、口先で道徳論を語るのではなくて、教師も生徒と一緒になってね、学区の中の主要道路のごみを拾ったり、近くの公園のそうじをすると、できるわけだ。そういう実践活動の中で子供たちの利他心といいますか、自分だけじゃなくて人のために尽くすという利他心を養うということはないんじゃないかと思うんですね。開かれた学校というイメージは、気楽に人が学校に入るということもいいですけれども、同時にまた教師と生徒が学校だけに閉じこもらないで、自分たちから町へ出て行く。そして町の美観を、町の人と一緒になって支えるというかな、そういうふうな体験の中から今後の道徳心が生まれてくるんだろうと思うんであります。そういう点で、今の学校教育ははなはだ消極的である、隠遁的であると私は思うんです。当局のご所見を聞きたいと思います。  三つ目は、校長、教頭、主任等のリーダーシップの問題であります。  なぜこのことを論ずるかといいますと、やっぱり次の時代の教育を担保しているのは、今の現在の校長とか教頭とか主任とか、リーダーですよ。このリーダーがしっかりしなけりゃ、後だめだ。私が気になりますのは、教師世界で教科の研修は盛ん。で、リーダー的教師に足りないのは、経営学だと言われているんですな。経営は一体何だっていうこともよくわかんない。あるいは、経営者としての人間修行が足りないというような意見が出てます。どこでも相違ないですからね、教員は。  私は、自分の教員時代には、自分の教科の勉強はもちろんでしたけれども、よき先輩やよき同僚に囲まれながら、一方で私はなるべく教育界の以外の人々の教えに耳を傾けるように努力しました。教育界だけに閉じこもっていますと、流れがわかんないんですな。そして、経営という問題にも入らざるを得なかったわけであります。教頭、校長という立場の者は、当然その教科の力がなければ部下の信頼は獲得できません。  しかし、教科だけできるというだけでも困るんですな。教科ばかってんです。やっぱり、それに連なった、人間的な見識や包容力や人を生かす知恵や、部下、父兄の意見を聞く耳や、子供の声に耳を傾ける耳っていいますか、そんなようなおおらかな態度がどうしても必要なんです。最近の若い教師たちと話していますと、聞いていると、「やあうちの校長は」って――いろいろなことを言ってますよ。聞いておりますと、立派ないいなあっと思うのがいるかと思うと、細かくてわけのわからない――こんなこと言っちゃいけないか、物足りない人も少なくない。そういう印象を避けることができない。私としましては、これは私の言い方ですけれども、例えば就職の問題にしましても、学校週休二日制の問題にしましても、どうも自分の意見をしっかり述べる、一体、校長がいるのかと思うんですな。  せんだって、NHKの放送を聞いてました。日教組か全教か知りませんけれども、組合の大会の報告がありました、論説委員の。おもしろかったのはですね、その論説委員、一生懸命給食問題をどういうふうに考えるのか、議論できる人を探したんですって。聞いたんです。ところが、だれもしゃべらなかった。一言もなかった。あの問題なってますな、町では。組合大会でさえもないんです。要するに、知ってますよ、組合の職員だってね、給食がどういう問題だか。まあそんなことは議論しても面倒くさい、始まらない、そういう気風になっちゃってるね、これは。  私は、やっぱり流れに任せてしまうような、上も下もなってしまったら、やっぱり教育っていうのは起こらないと思うんです。こんなところに教育界の沈滞があるんではないかと私は思っております。教育界の現場の上も下も口を閉ざしちゃって逃げちゃう。しかも、大事なことにね、これじゃおもしろくない。  少なくとも、船橋の教育界はこういう沈滞した空気から脱却していただきたい。沈滞しているとは私は思ってない。まだ大丈夫だと思ってる、しないように頑張っていただきたい。少なくとも、そのリーダーである校長、教頭は、狭い視野にとらわれないで、しっかりした学問と見識を持って対処していただきたい、こう願っているものでありますが、当局のご所見を承りたいと思います。  まあ、ついでに言いますと、例えば週刊新潮の最新号に、こんな特集記事がありました。「大偽善―うそつき―で始まった学校五日制の化けの皮」っていう題です。週刊現代の見出し「学制百二十年で最大の愚挙」――愚かなる行いとして、「週休二日制は学校と教育をこんなに歪める」っていう特集をしてます。こんな週刊誌に対してあんなもの、何言ってんだとちゃんと答えられますか。答えていく自分の確信がありますか、いいか悪いか。そういうところをしっかり持ってもらいたいと、私は思うんですね。私は自分が校長だったらやっぱり許せません。ちゃんと彼らはそう言ってんだから。  最近発表されましたあちこちの意見の中で、週休二日制について一番私の心に残っているのは、東北大学の学長の西沢潤一さんが言ってんです。大人でも子供でもそうだけれども、大脳が二日休むと働かなくなってくる。これはそうなんですよね。大抵現場の先生だって、皆さんだってわかると思うけど、一日休みがあるでしょ。休みの翌日の月曜日って、大変なんですよ。なかなか生徒は向かないね、そんなもの。しばらくずっと残ってるわけですよ、休みの時間帯が。で、そのためにどうするか、いろいろ手を考えながらやるわけです。歌うたわせたりね。考える。二日休んでごらんなさい、現場はふうふう言うから。もう見えている、そんなことは。でもいいんですな、やってください。それじゃ無責任だな。どうするか、その対応を考えなきゃならぬでしょう。  で、私は、(「夏休みなんか大変だよ」と呼ぶ者あり)――そうそう。あれはまた大変なんだ。私は昔ね、こういうことがあった。例えば西沢潤一さんは、こう書いてます、こう言ってます、あるいは週刊新潮にこう載ってますよといった場合ですね、やっぱり私はコピーしたり、あるいは手で書いたりしまして職員に配りましたよ。こう言ってるよと、あの人は。やっぱりそうすると、いろいろ議論が出てきます。職員の中でも、そんなことない、違う、おれはこうだと言ってみたりね。そういうのが出てこないと学校っていうのは活気を帯びないんです。自分で閉じこもって、校長室に閉じこもって、週刊誌読んでもしようがない。  いろんな知識や情報を自分だけで知ってんじゃなくて、知っているのがリーダーシップじゃなくて、それを広めて部下や後輩を育てる。それが私は本当のリーダーシップだと思っております。校長や教頭さんが天狗にならないで、お山の天狗にならないで、閉じこもらないで、そして本当にその部下を育てるようにしていただきたい。  今、一番心配してますのは、この辺の私立学校は、週休二日になっても恐らく休まないでしょう――休まないですよ、そんなもの。大変ですな。いよいよ教育界も戦国の時代に入りました。その質が問われる時代がやってまいりました。船橋教育委員会の賢明な健闘を祈って、第一問を終わります。(「まだ十六分あるよ」と呼ぶ者あり)      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 佐藤哲夫議員の質問のうち、最初の部分の数点についてお答えいたしますが、新時代の対応ということで、幾つかの点についてお話になりましたが、私も同感の気持ちを持つ面が非常に多いわけでありますが、やはりイデオロギー一辺倒にとらわれずに、実証的に物事を見ていくことが非常に大切な時代になってきました。これまでの分析だけでは解明できないような事態が、世界じゅうで起きているわけでありますから、物事を解決していくために実証的に複眼的に物事を見ていくことが前からも主張されておりますが、特に日本人はすぐレッテルを張って物事を分析しがちでありますので、特に感ずるわけであります。  和辻哲郎先生の風土についての名著がございますが、ヨーロッパはヨーロッパ、日本人は日本人、アジアはアジア、そういう風土の中に民族の特性が育てられてきたわけでありますから、欧米のことは参考にしますが、日本人が本来持っているいい面は、もっと自信を持って、国民もまた指導者も尊重すべきではないかと思っております。人権についての考え方、労働観についてもそうであります。  週休二日制について、中小企業者の方々がよく言われておりますが、船橋市内でも自分たちが苦労もし、また創意工夫も凝らして働いてきたけれども、大企業ではなく、日本の経済の成長を一番支えてきたのは中小企業ではないか。それが単純に二日制で休めといわれてもなかなかしっくりこないという考え方、感じはわかるわけであります。  福祉の問題について触れられましたが、市民まつりの際にデンマークからたくさんお客様が来られましたが、その中で福祉の専門家が老人医療についての講演をされました。私も後で、用がありまして、途中から出ましたので、後でテープで全部聞きましたけれども、デンマークのオーデンセは福祉の先進都市――デンマークでも。しかし、反省として、やはり施設から在宅福祉に切りかえたけれども、一〇〇%与える福祉がいいかどうか。本来人間が持っている生命力を弱めているんではなかろうかと。財政問題だけでなく、人間が持っている、お年寄りが持っている生命力というものを損なってるんではないかと、そういうことを非常に強調されておられました。  船橋では、私も皆様方のご協力をいただいて、九割近くの健康な老人対策、これについては、国も地方も非常に少ないわけでありますが、老人大学とか、ゲートボールを初めとする老人健康対策を一生懸命やってまいりましたが、例えば卒業式に出ましてほとんどの方が一年前の入学式よりも生き生きとしている、そういうお年寄りがおられるわけでありますから、もちろん福祉の充実につきまして、財政的にさらに力は入れますけれども、福祉問題は金だけではないわけでありまして、老人が本来持っている生命力、そういうものを引き出していく、そういうことに今後も力を入れてまいりたいと思っております。  船橋の名産につきましては、いろいろ商店会、商工会議所、あるいは一般市民に公募したり、やりますけれども、なかなかこれはというものが出てこない。最近市民まつりを前にして、農業協同組合、JAと協力してニンジンワインをつくりました。県下の市長さん方にも大分飲んでいただきましたが、なかなかいいじゃないかという市長さんもかなりおりましたので、私はそういういろいろな形で産業界の方々、一般市民の方々、あるいは議会でいい案があれば、それを共同してつくってまいりたいと思います。  京葉Ⅱ期の問題でございますが、先番議員にお答えいたしましたように、基本的には、やはり船橋の海をどうするか、専門家の、また一番利害関係があります漁業をやっている方々、おかに上がった方々も含めて漁業をやっている方々は、自分の子供たち、孫たちのために考えておられます。また、この三番瀬問題については、いろいろ意見が分かれておりますので、議会の議論も十分お聞きし、専門家の意見も聞いて慎重に間違いのない方向で解決したいと思っておりますので、今後ともご指導をいただきたいと思います。  東京都の国分寺市の浸透桝についてのお話でございますが、私も資料を調べ、また新聞を見ましたが、国分寺市が平成二年度から始めたわけでありますが、船橋は既に治水対策としてこれを実施に移しております。昭和五十七年度より、十年ほど前でありますが、私も金沢を見まして、今治水関係の専門の課長になっておりますが、一緒に参りまして、金沢のそういう浸透桝を見まして、船橋市で実行したい、こういうことで、五十七年度より公共施設に行い、六十一年度より一般住宅もやっておりまして、現在一万戸に上る実施の実績を上げております。治水が目的でございましたけれども、国分寺のように地下水にもプラスになりますので、私どもさらにお話がございましたので、この施策を進めてまいりたいと思います。  緑の関係で、(予定時間終了五分前の合図)街路樹についてお話ございましたが、現在まで街路樹を九倍ほどふやして、低木も含めてやってきたわけでありますが、ご指摘のように、立ち枯れのところもあります。申しわけないと思っておりますし、さらに注意をして、職員が緑を育てていくよう、また学校林の構想につきましては、賛成――大賛成でございますので、教育長と相談して生徒児童による植林を大々的に力を入れてやってまいりたいと思います。      [教育長市川恭一郎君登壇]
    ◎教育長(市川恭一郎君) ご質問にお答えいたします。  先ほど、学校林の問題、市長さんがお触れになりました。国破れて山河あり、今は国栄えて山河滅ぶという危険性もございますので、この問題は、きちっと市長さんとご相談して、行いたいと思っております。  あと、給食の問題がございます。東の庄和町、西の愛媛県弓削町、小さな町でございますが、大きな議論、そして大きな問題を提出いたしました。食文化につきましては、きちっとした考え方を持ちまして、中学校給食は進めさせていただきたいと思っております。  それから、次に徳育問題でございますが、口先だけの徳育問題幾らやってもだめだ、これはそのとおりでございます。その意味におきまして、実践的な徳育は何かということをきちっと示していきたいと思っております。  それから、リーダーシップにつきましては、これは政治家の特性は、リーダーシップにあると思います。私も内外の、特に議場における中におきまして、議場内におきまして、諸先生方政治家と相接しておりますので、そのリーダーシップは諸先生方からよく勉強を私はいたしまして、そして、教育界に反映をしてみたいと思っております。  以上でございます。       ───────────────── ◎議会運営委員長(佐原正幸君) 暫時休憩願います。 ○副議長(伊藤浅由君) ここで会議を休憩します。        午後四時三十九分休憩       ─────────────────        午後五時三分開議 ○議長(和田善行君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  日程第一の一般質問を継続します。  中江昌夫君。(拍手)      [中江昌夫君登壇] ◆中江昌夫君 皆さんには、お疲れのところとは思いますけれども、(「そうだ」と呼ぶ者あり)しばらく時間をかしていただきたいと思います。私が質問する点について、すべて認めていただければ、一問で終わらしていただきたいと思います。  そういう期待を込めまして、まず市長の政治姿勢について、お尋ねをいたします。  とりわけ交通政策を中心にして二点ほどお尋ねいたしますが、まず一つは、よく船橋の市内においては、交通渋滞が非常に深刻ですねと、こういうことが言われるわけであります。この交通渋滞の解消の方策として、新基本計画では幹線道路の整備、いわゆるこの中には都市計画道路の推進や、あるいは幹線道路の整備ということでは、現況道路の拡幅なり、交差点改良、さらにはまた京成の高架等が中心になっておると思うんです。しかし、現在のこうした道路の整備状況から判断をいたしますと、この方策では今日の交通渋滞の解消は私はできないんではないかというふうに認識をいたしているところであります。そのことは、交通体系の関係を見ましても、道路交通、さらには自動車交通、こういうさまざまな関係がありますけれども、それを複合的に一元化の体系というものがとられていないという欠陥が新基本計画の中にあるわけであります。したがって、市長の見解をお尋ねするわけでありますが、今申し上げましたように、この現在の新基本計画「二〇〇一」で、本当に交通渋滞が解消できるという判断をするのかどうか、という点であります。  第二の問題は、四たびの立候補声明に基づきまして、記者会見では、東葉高速鉄道の開通に伴う都市改造という点がかなり強調をされているように、私はマスコミの関係を見たわけでありますが、その場合におきまして、東葉高速鉄道と他の交通機関との結合をどのように考えているのか、見解をお伺いをしたいと思います。  次は、政策問題というよりも、当面する交通対策の問題であります。  ご承知のようにこの東葉高速鉄道の点につきましては、土地の買収の現状から、明年四月の営業開始というものは、これはもう不可能だというふうに認識をいたすわけでありますが、しかしそれに伴う対応というものは、常に考えておかなければならないだろうというふうに認識をするわけであります。そこで、東葉高速鉄道の営業開始に伴うバス路線の改廃についてどのように掌握をしておるのか、まずこの第一点をお尋ねをいたします。  二つ目は、新京成電鉄の地下化を含む調査と鎌ケ谷市の動向であります。先日、鎌ケ谷市のある県会議員の方とお会いをしたわけでありますが、その中でこの新京成電鉄の高架化について取り組むというような意向が鎌ケ谷市にあるようであります。したがって、私はこうした状況を踏まえた中で、船橋市におきましても、それにあわせて対応をしていくべきではないかというふうに思うわけでありますが、見解をお伺いをいたしたいと思います。  次が、都市計画道路と住民対策についてであります。  都市計画道路の進捗率は一定の前進はあるというふうには思われるわけでありますけれども、その機能的波及は極めて微々たる状況であります。既にこの計画決定をしてから二十有余年を過ぎておりまして、現状の中では事業決定すら見通しのできないものも多く含まれているというふうに思うわけであります。机上の線引きによって計画道路上ということで地権者の多くは何らかの規制を受けておるわけであります。私の家の近所でも、隣りの家は強固な車庫ができる、ところがそれの該当する家は鉄筋の車庫ができない、こういうような規制が行われておるわけであります。  そういうような点の現状から、私は二点についてお尋ねをいたしますが、既に計画決定をして二十年を経ております。そういう中で、この計画上における地権者は一体市内で全部で何名くらいおるのか。これは知らないというわけにはいかないと思うんですね。決めてから二十年たっておるわけでありますから、そういう点について明確にしていただきたい。  それから次の点は、前回、前々回と提起をしたこともあるわけでありますが、計画道路上の地権者から買収の申し出があったときは、購入する制度を確立して、買収用地は公園緑地として活用をしていくべきではないかというふうに思うわけであります。とりわけ今度は、緑の宣言をいたしております。そして、「二〇〇一」の中では、樹木指定の活用、こういうようなことが強調をされておるわけでありますが、現実の問題、樹木指定の関係は、解除の方が私は多くなってきているんではないかというふうに認識をいたしております。したがって、今後二十年、三十年たってもできないような計画道路に固執をしていくとするならば、それらの点について買い上げて、そしてそこを公園緑地にして確保していくという点についての提案を申し上げ、見解をお尋ねをいたします。  次は、指名入札制度の再検討と業者の格付の公開についてであります。  先日お約束を――お約束というよりも、申し上げましたように、改めて次回お尋ねしますということで打ち切っておりますので、それを継続をさせていただきたいと思います。  一つは、県の入札制度についてであります。皆さん方もご承知のように、県は、先日公募による入札制度の施行を決定いたしまして、それを実施したようであります。したがって、この制度についてどのような所見を持っておるのか、お尋ねをいたします。  次は、業者の格付の非公開と住民の市政参加についてであります。  前回、第二回定例会、六月十七日の答弁によりますと、議事録の百八十六ページから百八十七ページに記載をされておりますが、いわゆる非公開とされた内容は、平成三年度建設工事等入札参加業者の決定並びに有資格者名簿の作成の決裁文書ということにされておったわけであります。この決裁文書の中には、主観点数一覧表と有資格者一覧表が含まれている。そして、この比較点数一覧表の中には、とりわけ工事評点と主観点数が記載をされておって、有資格者一覧表の中には、総合点数の、さらには格付が記載されている、そういうような点から非公開にした、こういう答弁がされました。  私は、この決定過程における人為的な評点について事務担当者の判断等がありますから、極めて微妙な点があるというふうに認識はいたしております。しかし、現状においてそうした部分については、私は非公開については、了とするわけでありますけれども、決定過程を除く格付、すなわちランクは市民の政治参加の上からも公開すべきだというふうに思うわけでありますが、改めて見解をお聞きいたします。  さらに、この点に絡みまして、議事録の百八十六ページに答弁がありますが、これらの点数あるいは格付等を公開することにより当該法人の社会的信用を損なう云々というふうにされておるわけであります。点数は、もちろんそうした点があろうかとは思いますけれども、Aランク、Bランク、こうした点を格付を公開することで、どのような社会的信用を損なうという認識をしているのか、その見解についてお伺いをいたします。  さらに、助役の答弁でありますが、百九十五ページでありますが、ランク付をされるという黙示の了解をしておるんではないかという私の指摘に対しまして、黙示の了解はしておるということで了解はする、この点は認めたわけであります。そうしますと、しかしこれが公表されることまでは、黙示の了解を得ていないというふうに判断している、という答弁がありました。  しからば、改めて角度を変えてお尋ねいたしますが、工事入札の資格はランクによって決められているということは、これは皆さんも認めていると思うんです。そこで、当該工事入札にかかわる入札指名業者というものは、公表をされるわけであります。議事録の――議事録というよりもいわゆる何社が、名前が挙がって入札金額まで出てまいります。当然それは金額によって制約をされておるわけでありますから、Aランク、Bランクかどうかというのはこれは明らかになっているわけであります。そうしますと、こうしたことを発表ができるということは、これは黙示の了解による範囲の処置ではないのかというふうに私は認識をするわけでありますけれども、その見解をお尋ねをいたしたいと思います。  なお、今何項目か質問した点につきましては、通告をした分を省略してある分もありますから、答弁は、間違いないようにお答えをしていただきたいことをお願いをいたしまして、第一問を終わります。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 中江議員のご質問のうち、最初の部分についてお答えいたします。  交通政策についてのご質問でございますが、ご承知のように、船橋は房総半島の首根っこにありまして、交通の要所であり、多くの通過車が通ってまいります。それだけに、船橋市単独では解決できない問題でもあります。基本的に、大動脈であります国道、県道の根本的な整備が必要でございます。国県も最近は、船橋の道路問題について地元の強い要望を理解され、緊急整備計画の中にも入れ、国も県も改善に努力いたしておりまして、ありがたく思っております。船橋・我孫子線の四車線化、二俣交差点、若松交差点等の立体化、あるいは京葉道路の千葉方面へのランプ、あるいは新しいインター等いろいろ努力しているところでございます。市としても守備範囲であります市道の整備につきましては、議会の非常なご協力もいただいて整備に努力中でございます。新しい基本計画に示されている道路整備がほとんど完成すれば、私は、船橋の交通渋滞はかなり改善されるものと思っております。  第二点の東葉高速鉄道と他の交通機関との結合の問題でありますが、東葉高速鉄道は新聞にも一部出ておりますが、残念ながら、予定しておりました来年三月開通は、無理な状況となってまいりました。しかし、議会のご協力もいただいて、さらに早期完成を目指して努力いたしますが、この東葉高速鉄道ができましたときに、最も大事なことは、バス路線を面的に整備拡充していくことでございます。  昨年バス利用者に対するアンケート調査も実施いたしまして、関係の駅で三万四千人を対象として行いました。回収率は二八・五%でありますが、この種の方法としては、高い回収率になっております。その回答の中で、約三〇%の人が東葉高速鉄道開通後にバス利用をやめると回答いたしております。市としては、関係のバス会社、また関係者とも協議し、利用者に不便を来さないよう、また新しい駅への結束要望――つながることを要望している市民の立場に立って、東海神、飯山満、坪井地区等関係の都市基盤整備、駅へのアクセス道路につきまして、現在検討中であります。中江議員からもご協力を、ぜひお願いいたしたいと思います。      [計画部長鈴木光君登壇] ◎計画部長(鈴木光君) 交通対策について、新京成電鉄地下化を含む調査と、鎌ケ谷市の動向についてということのご質問でございますが、鎌ケ谷市におきましては、市内中心部の東武鉄道の連続立体、高架化事業を現在進めておりますが、至近に京成、新京成線が並行して走っているため、東武鉄道の高架のみでは整備効果が十分得られないことから、あわせて中心市街地の東武鉄道と隣接する新京成線の高架化の計画をしていると聞いております。本市におきましても、ご指摘のとおり、交通渋滞解消を図る上で、新京成線の連続立体交差事業については、極めて重要な事業と認識しており、その調査については新基本計画の中で、今後十年間のうちに行うべき事項として掲げているものでございます。  しかしながら、調査の実施に当たっては、鉄道線の連続立体交差事業は多額の費用がかかることから、国庫補助事業採択基準を十分勘案の上、行っていくことが必要と考えております。  本市は、既にご案内のとおり、京成本線連続立体高架化事業に着手しており、あわせて道路交通の円滑化の諸施策を実施していることから、それらの事業の推移を勘案しつつ、国県とも十分協議した中で調査に着手してまいりたいというふうに考えております。  次に、交通対策のうち、現在すべての都市計画道路の地権者は何名かということでございますが、本市の都市計画道路は現在五十路線、延長にいたしまして、約百二十六キロございます。そのうち、整備済み路線は約四十キロメーター、また事業実施している区間、約十一キロメーターであります。その地権者は、三百二十一名であります。残りの七十五キロにつきましては、まだ未着手の状況でございまして、その地権者数については、把握をいたしておりません。  次に、都市計画道路上の買い取り申し出があったときは、購入する制度を確立し、買収用地を公園緑地として活用すべきではないかということでございますが、計画道路上の地権者からの買い取り申し出に対する件につきましては、都市計画道路の全体の整備率が現在約三分の一でございます。したがいまして、事業認可をとった区間の用地買収に私どもの事業課におきまして、鋭意努力をしているところでございます。  したがって、それ以外で買い取り申し出のあった場合、その路線の優先順位を考慮し、一定の条件が整った場合、予算の範囲内で対応してきておりますので、新たな制度の確立は考えておりません。なお、先行買収で取得した用地については、現在公園広場等として使用している箇所もありますので、周辺の状況等勘案しながら、有効利用を図るべく、関係部課と相談してまいりたいと考えております。  以上でございます。      [財政部長増岡福三君登壇] ◎財政部長(増岡福三君) 指名業者の関係につきまして、私からご答弁申し上げます。  ご質問がありました第一点の県の公募による入札制度の施行の関係でございますけれども、ご質問がありました県において、より競争性を高めることが、談合等防止し、公正な競争を確保する有効な手段であると考え、公募型指名競争入札制度の導入を円滑にすべく、八月から公募型の施行を行っております。八月中に公募した件数は、十一件、まだこの件数も少ない状況でありますが、この中において特に都市部発注の工事において十五社指名のところ、一般的には十五社指名のところ、六十社の応募があり、県の担当者によりますと、事務の円滑化等に問題が生じていると話もきいております。私どもといたしましては、県が目的としております談合防止の一助になると思っているところでございます。  それから次に、決定過程を除く格付は、市政参加の上から公開すべきであるということでございますけれども、私ども市政の参加につきましては、公文書公開制度における目的は第一条にありますように、市政に対する市民の理解と信頼を深め、市民の市政の参加をより一層推進するためと規定してありますが、これについては、一定の限度があるものと考えておるところでございます。  それから次に、格付を公開することでどのような社会的信用を損なうのか、具体的な見解を問うということでございますけれども、格付は公文書公開条例における第十条第三号の中において、社会的信用を損なうと認められるもののうち、評価、判定、指示等に関する情報と認められます。この評価、判定は、実施機関が行う事務事業に関する必要な情報であり、広く一般に知らせるために評価、判定をした情報ではないため、この情報を公表いたしますと、民間における諸々の――いろいろなもろもろのですね、契約において影響が与えるもので、これにより法人等が不利益を受けるものと予想をするところから、非公開といたしたものでございます。  次に、入札業者のランク付を公表することは、黙示の了解による範囲の措置ではないかということでございますけれども、前回助役がご答弁申し上げましたように、申請時における格付をされることも黙示の了解はあると考えられますが、公表されることまでは黙示の了解をしているとは考えられません。指名入札公表書によって各工事に関する指名業者、工事名、場所等については公表をいたしておりますが、格付については公表しておらないことから、黙示の了解による範囲内であるとは考えておらないところでございます。  以上でございます。      [中江昌夫君「答弁漏れがある」と呼ぶ] ○議長(和田善行君) 答弁漏れがあるそうですけれども……ちょっと待ってください。       ───────────────── ○議長(和田善行君) ここで、議事の都合により、会議時間を延長します。       ─────────────────      [中江昌夫君登壇] ◆中江昌夫君 よく聞いておってほしいんですがね、私は、市長に求めた答弁のほかに、いわゆる東葉高速の開通に伴ってバス路線の改廃はどうなるんですかということでお尋ねをしているわけですね。これは答えがありませんでしたから、重ねてその答弁と、そういう無責任な関係が相対的な対策ができないと思うんですよ。東葉高速が開通して、バス路線の改廃というものは必然的な傾向になってくると思うんですよ。その場合、どういうふうに市長が言う都市改造と結合して行くのか。都市改造を大胆に掲げていく場合には、交通政策の一元化と切っても切り離せない総合交通の体系を組み込んでいかなければ、私は都市機能というものは発展しないと思うんです。ですから、この東葉高速の関係のバス路線と、今、西船から当然東京に相互乗り入れが私は行われると思うんですよ。その場合において、今度は東西線が今津田沼に入ってきている、この津田沼に入ってきている状況があわせてどうなっているのか。これは、少なくとも今検討中だとか、そういうことには私はならぬと思うんです。バス路線の関係なり、そうした状況というのは、明年の開通に合わせて既に検討されていなければ、私はならないことではないのかなと思うんです。  ですから、私は、今、市における交通対策は、いわゆる企業主導型の交通政策であって、行政主導の交通政策にはなっていない。ですから、営利優先な関係からいけば、公共制が失われていく、そういう欠陥があると思うんですよ。そういう点、どのように把握をしているかということであります。  それから、本題に帰りますが、大体市長の言われました交通渋滞の分析、私もまさに一つには今船橋市内における交通渋滞の原因というのは、これはやはり通過車両の増大というのが第一点に挙げられてくると思うんです。この通過車両の状況というものは、今後どのような展望を持つかということになりますと、今、全国的にも鉄道の貨物輸送の見直しがされている、いわゆる大量輸送方式への転換、こういうところにきておりますけれども、この千葉県に置かれている状況、いわゆる京葉臨海工業、さらには鹿島臨海工業、こうした地理的な条件からまいりますと、私はいわゆる鉄軌部門における大量輸送への見直しというものは、これはでき得ない、こういうふうに思いますから、この点は、市長の言う見解と一致をします。  そうなってまいりますと、これからの状況というものは海上輸送か、陸上にあってはやはり自動車輸送、そういうような関係になってまいりますから、たとえ湾岸道路が完成をしたとしても、通過車両というものは増大するであろうというふうに私は推測いたすわけであります。そこで、先ほど市長が言った「二〇〇一」の中においてかなりのものが解消できる、こういうかなりのものが解消できるという点は、私はわかるわけでありますけれども、総合交通体系の確立をどうすべきかという基本的な視点が欠けてまいりますと、どうしても対策、対策に追われてくる。少なくとも、私は交通政策という点からいくとするならば、やはり将来における状況としてどうしていくのか。いわゆる第二湾岸道路の建設なり、あるいは現在の高速道の二層化、こういう方向というものを基調において、総合的に考えていく必要性があるだろうというふうに考えるわけであります。そして、同時にまた通過道路の対策でありますから、内陸における通過道路専用の道路建設、それによってその主幹道路との結合の中において、町づくりを結合していくというふうな視点を持つということが、私は第一点、必要だと思うんです。  第二の問題としますと、今船橋市の交通渋滞の原因は、一つにはJR中心のバスの発着なり、いわゆるJRの西船橋、船橋、津田沼、こういうところが拠点となっておるわけであります。すべての問題がバスがそこに集中をしてくる、通勤の関係もすべてそこに集中してくる、こういうような形がありますから、これをどういうふうに分散化をするのかということが第二の問題だろうというふうに思うんです。  ですから、例えばこの「二〇〇一」の中に地図がありますけれども、交通図の中でかなりの空白部分があるんです。それは、その空白というのは、いわゆる鉄軌部門、鉄道部門は東武なり、あるいは武蔵野線、新京成、こうした路線というものはほとんどがいわば南北道路的な形になってきております。例えば法典、馬込沢、習志野台、こうした横断的な形によって、西船なりそういうところに入ってくる関係というものを、途中でそこで乗りかえをして津田沼、あるいは新京成から津田沼に入るとか、こうした関係によった政策というものを考えていかなければ、私はならないであろう、こういうふうに思います。  ですから、そうした総合的な立場に立って、新京成との関係は、新京成の直接JR津田沼への地下化への乗り入れによって、それによって今の新京成からの流れというものは、八千代方面から流れてくる関係というものをそこで受けとめていく、こうした方向も総合的に考えていく。そして、不足な部分におきましては、市内循環の新交通システムというのもこの計画の中にあるわけですから、その抜けたところを有機的に結合して行く体制というものを考える必要性がある。そういうふうにいきますと、十年の計画という問題ではなくて、三十年、四十年を展望した交通政策というものをつくっていかなければ、私はならない時代になっているだろう、こういうふうに思うんです。  そして、私は先ほども言いましたように、企業主導の交通政策から行政主導の交通政策への転換を図って、交通の一元化政策というものを大胆に出していく、そうした方向の検討が望まれるというふうに思いますけれども、改めて見解を問いたいと思います。  次に、いわゆるランクの公表の問題であります。  私は、具体的に聞いておるのはですね、社会的に信用を損なうと、しからばランクを発表して何が、どこが社会的な信用を損なうのかという点を明らかにしてほしいということであります。そして、しからば私が建設業法十三条との関連性でお尋ねをいたしますが、建設業法十三条では、いわゆる指名入札の関係の書類等、例えばこれ建設業法第五条、六条、十一条に基づいて、そうした書類の関係は建設大臣または知事において公衆に閲覧を供する場所を提供しなければならないということになっておるわけです。その中には、書類の中には、三年間にわたる工事発注の実績、金額からすべて入っておるはずですね。そして、同時に資本金なり技術者名簿もその中に入っておる、これは公開をすることになっておるわけですね。  そうしますと、そうしたものを総合して判断されたランク付ABCというものが当然公開されても、私は当たり前だと思うんです。企業活動の、私はマイナスにならないというふうに思います。  その建設業法との関連性で、それ以上のものがその中にあるのかどうか、あるということは、いわゆる決定方における工事の評価点数だとか、そういう関係だけの問題だろうと思うんです。工事の評価点数というものは、それは主観的な事務担当者の主観的な評価でありますから、それはやはり事務的作業を進める上で公開するということには、私は問題があろうというふうに思いますから、そういうものを抜きにして、ABCの関係は私は発表してしかるべきである。  例えば、前回も指摘をいたしましたが、BランクがAランクの関係をやっている。これは足らなかったからやったんだ、皆さん方がAB決めておいてですよ、私たちはたまたま業者から指摘があったからわかったようなものの、議員すべてが、これはAでございますと事務担当者が言えば、はあ、そうですか、こういうようなことがある。そういう手法を一度使ったことがあるわけでありますから、発表をしてもらわないと私は信用することができないわけなんですよ。  ですから、例えば今回のこの請負契約ありますよ、AなのかBなのかわからぬと、それを立証づける資料を出しなさいということになったら、一体どういうことになるんですか。もし、発表できないとすれば、すべて今後そうした方向によって自分がAかBか納得するまで討論した上で、議論なり判断をしていかなければならないことになりますね。  例えば、議員としてですね、責任の持てないAかBかわからぬものを認あるわけにはいかぬわけでありますから。その裏付け資料ということになれば、評価点数からすべて発表しなければ納得できないということになるんじゃないですか。  ですから、そこまでいく前に、ABのランクを素直に私は発表することが開かれた市政の確立だというふうに思うわけですけれども、その点について、明らかにしていただきたいというふうに思います。  それから、計画道の関係ですが、これから二十年、三十年経っても、私はできないところがあると思うんですよ。実際問題ね、何キロやりました――そうですか。努力は、私はわかりますっての。ところが今の答弁では事業認可をした分については努力をしていきます、路線を優先して予算の範囲でやっております。それはもう事務当局の答弁としてわかりますよ。予算の範囲で――。  ただ、積極面を持つかどうかという問題なわけなんですよ。公園使っているところもありますとかって言いますけれども、これから一方において社会的信用を傷つけるとか、企業に有利不利があるとか、こういう論拠を持ちながら、一方において私権を制限している。計画道路状態ということで私の権利を抑えてるんですよ。それをぬけぬけと答えておって、一方で企業の関係については極めて秘密主義に入ってくる。市民信用しませんよ。  ですから、ある党の方がいつも企業優先の市政であるという批判をするのは、私は当然だと思うんですよ。もっと市民の側に立った立場ってものを明確にしていく。  ですから、たまたま緑の宣言をしたわけでしょう。市長ね。予算の範囲内でと――予算の範囲内であったら、これから緑の宣言をして、せいぜい現状の予算であったら今の船橋の実情からいけば、二、三百坪くらいのところしか買えない。そうなっていけば、開発の方が進んでくるわけですから、どんどんどんどんおくれていく。宣言は何にもなかったんじゃないのか、そういうような形にいくおそれがあるわけであります。  私どもも宣言を、本来なら私は議会でやってからああいう集会開くんだろうと思ったんですが、議会は完全に軽視をされましたけれども、市長がああいう発表をした以上は、私たちも責任を持って、緑をどういうふうに確保するかどうかという点があるわけであります。そうなってくれば、計画道路上ということで規制をしている点についてどんどん買い込んでいく。それによって、そこで、緑を確保していく。そうすれば時代が変わって、後においてはその計画道路が廃止をして、別個な形になったとしても市民は問題も出ないであろうし、そういうような点も考慮していく必要性があろうかと思いますんで、再度見解をお伺いをいたしたいと思います。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 再質問につきまして、私の関係の部分についてお答えいたしますが、中江議員から新しい総合交通対策について、十年間ではなくて三十年四十年先を考えて交通対策を立てろと激励を受けまして、本当に感謝いたしております。中江議員は、交通関係に専門的に携わった方でありますから、いろいろお話が出ました。新京成との関係、また西船との関係、あるいは新しい交通システムにつきましても、船橋の将来の交通総合計画を立てて、市民の足の解決に私は全力を尽くしたいと思っております。  ご提言の点は十分参考にして、関係の交通機関と折衝し、いい対策を立て実行に移してまいりたいと思っております。      [企画部長鈴木繁元君登壇] ◎企画部長(鈴木繁元君) 大変失礼を申し上げました。  私から、先ほど答弁漏れの、バス路線の改廃についてお答えを申し上げますが、このたび東西線の開通に伴いまして、沿線住民のバス利用関係につきまして、アンケート調査を実施しております。その関係で、調査の結果、地区別では、やはり沿線上の住民が大変影響が出るという結果も出ております。(中江昌夫君「市長が答弁してんじゃないの」と呼ぶ)はい、市長が先ほど答弁申し上げました。市といたしましては、市民の利便を十分考えながら、できるだけ廃止路線の出ないような形でバス事業者と十分協議してまいりたい、かように考えております。バス事業者と話をした中では、ほとんどの路線は廃止路線が出ないだろうという答えも聞いております。  それから、従来どおり東西線の津田沼乗り入れにつきましては、現在津田沼まで行っておるわけですが、従来どおり変更がないということを聞いております。  以上でございます。      [財政部長増岡福三君登壇] ◎財政部長(増岡福三君) ランクを発表することに社会的信用を損なうと認められるものの具体的なということでありますけれども、私ども、この事務の取り扱いについては、公文書公開制度の手引きというのがございまして、その中で判定、評価に関するものということでございますので、手引きのとおり取り扱っているわけでございます。  それから、次に建設業法との関係でございますけれども、建設業法第十三条の関係でございますけれども、この閲覧につきましては、質問者ご承知のように、許可申請書、工事経歴書、工事施行金額、使用人数、その他貸借対照表等の財務諸表であります。これによって、県は閲覧をしているわけでございます。そういうことから、私どもとしてはランク以外と申し上げましょうか、点数、これ以外については公表する考えはございます。  次に、議会との審議の関係でございますけれども、ただいま申し上げましたのは、一般に対する公表でございまして、議会については市長が常々申しておりますように、議会と執行部は両輪ということを申し上げておりますので、議会の審議上必要であれば、議会内において取り扱いを十分注意の上、公表する考えはございます。      [市長大橋和夫君登壇] ◎市長(大橋和夫君) 再質問のうち、最後に計画道路についての用地買収と予算の関係についてご質問がございましたが、必要なものにつきましては、極力予算をつけるように努力したいと思います。(「全体的な見直し、もう一度やった方がいいんじゃない、計画道路」と呼ぶ者あり)      [中江昌夫君登壇] ◆中江昌夫君 一つの、将来における交通政策の関係については、基本的に意見の一致をしているようでありますから、今後市長の手腕を期待をしたいと思います。
     それから、バス路線の改廃の関係、どうも私はこのバス路線の関係について、できる限り廃止されないように、ほとんどのバスは廃止をされない、従来どおり変更がない、こういう答弁のようですがね。ただ聞いただけの問題でなくて、本当であれば来年開通するわけでしょう。来年開通――仮に四月に開通をした場合において、少なくとも一年前からはバス路線の設定だとかそういう関係は、当然しておくはずですよ。JRのダイヤ改正だって一年から一年半くらい前には線引き始めるんですからね。それが、廃止されないようになります、ほとんどバスは廃止されません――それを私は確認をいたしておりますが、間引き運転だとか、そういうことは開通後においても絶対ない、あった場合は私は責任を負ってもらうという点だけ確認をしておきます。  次は、二点目の関係は、点数以外は公表する考えはある、こういうふうに言われましたね。私は、点数は発表しろとか、そういうことを言っているわけじゃないんですよ。やはり議会には発表しますよ――半分以上は発表しているわけなんですよね。いわゆるA、Bの関係でもって全部入札終わって、金額、企業名挙がっているわけですから、それを集計すれば全部出てくるんですよ、率直に言って。それが情報公開制度の関係の十条三項ですか、それをとらえてやっていくと私は筋違いじゃありませんか、こういうふうに申し上げているわけですよ。あれは、やはり企業秘密にかかわる問題だとか、そういう点だと思うんですね。  そうすると、例えばランク付の関係については、資本金なりあるいは技術評点なり、技術者数なり、三年間における請負の実績なり、そういうものを判断してつけていくわけでしょう。ですから、何点であったと、何点から何点までがAだと、何点から何点までがBだと、ここの企業は何点だったということになれば主観的な問題が入るから、私は、それは現状においては個人のプライバシーというような点について多少絡みがあるなというふうに認識をするわけですよ。  ただ私は、こういう公共性をあずかる関係というものは、一定のプライバシーは制限をされる――みなさん方が、公務員の関係がスト権が禁止されているように、それと同じような形の一定の社会奉仕という立場に立ったら、一定の制限をされる。公共性の関係をもって、いわゆる公共事業に算入するとなれば、プライバシーも一定限度は制限される。これは、私は必然的な結果だと思う。  ですから、どうしても私は、先ほどの答弁については納得することができないわけですけれども、どうも統一した見解で情報公開だけにこだわっておるようでありますから、改めて次回やるとして、検討課題として、宿題としてお預けをいたしまして、答弁は結構でございますので、一つだけ先ほど申し上げました企画部長ですか、答弁をいただいて第三問を終わりたいと思います。  七分間残るようですが、ひとつご了承いただきます。      [企画部長鈴木繁元君登壇] ◎企画部長(鈴木繁元君) 間引き運転は絶対ないのかというご質問でございますが、運行課の効率化を図る上では減便は多少あるということでございます。このことにつきましても、事業者とこの問題について早急に協議をいたしたいと考えております。  以上でございます。       ───────────────── ○議長(和田善行君) 以上で、一般質問を終結します。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) 日程第二、発議案第二号を議題とします。       ─────────────────      [発議案第二号は巻末に掲載]       ───────────────── ○議長(和田善行君) 提出者から、提案理由の説明を求めます。  津賀幸子君。(拍手)      [津賀幸子君登壇] ◆津賀幸子君 私から、発議案第二号船橋市自転車等の放置防止に関する条例の一部を改正する条例の提案趣旨説明をさせていただきます。  現在、駅前等の放置自転車等の状況は、議会でもたびたび取り上げられてきたところであります。なぜこのような事態が改善されないかといえば、現条例では、三つの点で不十分さがあるからだと言えます。その一点目といたしましては、自転車が公共の場所に放置されなければよい、こういった考え方、こういった姿勢のもとにあるためだと思います。駅前の自転車の排除だけを主要な目的としていたという、こういった点が一点目です。  二点目には、第一点で指摘をしたことが、市民の自転車利用に対する意識や必要性と離れているため、放置と排除の繰り返しになっていることであります。このことについて、もう少し詳しく説明をいたしますと、市の行った市民意識調査でも、交通問題について大変改善を求める声が挙がっています。裏返して言えば、通勤通学のバスの定時通行が確保できない、また交通混雑に対して市民が自転車を利用しなければならず、また自転車を利用したいと思う原因になっていることです。  第三点目には、排除だけに目を向けるために駐輪場の積極的な整備や効率的な運用で市民の期待にこたえるという姿勢が生まれてこないことです。したがって、改正案では、まず第一に、自転車を排除の対象として考えるのではなく、公害のない市民の有効な交通手段として認め、適正な利用を促進すること、さらに自転車交通環境を整備し、市民の必要性と期待に積極的にこたえようとするものです。そのために、条例の名称もそれにふさわしいものとしました。  二点目は、効率性、これを考慮したことです。この効率性については、自転車の量を少しでも減らすこと、駐車場そのものを効率的な使用をできる、そのためにレンタサイクル制を導入しようとするものです。  三点目は、自転車利用をする市民の期待と環境対策を考え、自転車交通の安全対策を地方行政の仕事として明確に位置づけようとするものです。  四点目としては、駐車場そのものをより積極的に整備しようとするもので、そのための計画を策定し、市民に対してこの計画を明らかにしながら、市の仕事として義務感を持って推進しようとするものです。  五点目としては、大量の自転車等の駐車需要を発生させる事業者に対しては、その社会的責務として自転車利用者のための場所を確保していく、このことをこの中では明記いたしました。その運用を的確に行ってもらうことを求めるものです。  以上、ご説明をいたしましたが、今自動車の排ガスによる大気汚染が大変深刻になってきている中で、公害のない交通手段としても自転車を再評価し、適正な利用を市民に呼びかけていくためにも条例の改正が必要な時期に来ていることを認識され、本改正案に皆さんのご賛同をよろしくお願いいたしまして、提案の理由と説明とさせていただきます。(「前回との違いはどうしたの」「前回提案してないから」「できなかったのか」と呼ぶ者あり) ○議長(和田善行君) 以上で、説明は終わりました。       ───────────────── ○議長(和田善行君) これより質疑に入ります。  質疑はありませんか。      [「議長」と呼ぶ者あり] ○議長(和田善行君) 米井昌夫君。(拍手)      [米井昌夫君登壇] ◆米井昌夫君 提出されました発議案を十分にそしゃくしないままでの質問ですが、素朴な疑問を持ちましたので、提出者にお尋ねをいたします。  まず、感想でございますが、第三条中にレンタル自転車制度の導入とあります。私も駅周辺に放置された自転車による迷惑、このことは何とかしなければならないという気持ちでは同感であります。しかし、レンタル自転車制度の導入ということになりますれば、そのための対策というのは大変多岐にわたるものがあるのではなかろうかと思われます。まず、導入された場合、その貸し出し、受け入れ、修理、点検等々がございます。そしてさらに、先ほど申し上げました自転車利用者は、始発から終電まで幅広い時間帯にまたがるわけですから、そういった辺の管理はどうするのかなあという疑問であります。たしか、研究するというような市長のご発言もあったかに記憶しておりますが、その導入となりますと大変難しい問題があるなあというのが率直な感想でございます。  質問に入らせていただきます。  第八条についてでございますが、大型店舗への整理員の配置の義務づけについてお伺いをいたしてまいります。  駐輪場は商業地域、そして近隣商業地域の大型店に設置の義務があると、私は理解をいたしております。その大型店舗には三百平方メートル――百坪ですね――の飲食店、遊戯場から一万五千平方メートル以上のスーパー、百貨店までその規模に大変な違いがあるわけですが、そうした規模の違いがある大型店に対して、一律の設置義務づけというのはいかがなものかなあということで、まずお尋ねをいたします。  さらに、「公共の場所」と書いてございますが、その公共の場所とはどこを指すのか。公共の場所というのは大体その管理者が県、市、ところによっては国というところもあるでしょうが、その「公共の場所」の定義が不明確でありますので、ご説明をいただきたいと思います。  そして、さらには、整理員の過失責任です。公共の場所で整理するわけですから、もしその整理員が何かの過失、指導したおかげで過失があって責任を問われるような場合、その責任をだれに持たせるのでしょうか。大型店舗なんでしょうか。公共の場所での指導でありますから、どこに持たせるんですか。その辺もお答えをいただきます。  そしてさらには、現在の条例が適用される以前に店を構えているものもありますが、そういったものに対してどうしていくのか、お尋ねをいたします。  とりあえず、以上で質問を終わります。      [津賀幸子君登壇] ◆津賀幸子君 それでは、米井議員さんの質問に答弁させていただきます。  まず、レンタル自転車制のことについて、いろいろ質問をいただいておりますけれども……。(米井昌夫君、「感想だけですから」と呼ぶ)少しレンタル制の、レンタル自転車のイメージがなかなか浮かんでこないようですので、少しその辺をご説明させていただけたらと思いますので、ちょっとお時間をちょうだいしたいと思います。  まず、このレンタル自転車というのは――(米井昌夫君、「議長、質問してませんから」と呼ぶ)。 ○議長(和田善行君) 質問に答えてください。 ◆津賀幸子君 (続)それでは、わかりました。せっかくですので聞いていただきたかったんですけれども……  それでは、質問に答えさせていただきたいと思いますけれども、この第八条の問題については、整理員の過失責任については当然大型店舗とか、それから公共の施設でそういった配置をしていくわけですので、最終的には判断は、もし事故が起きた場合には最終的な判断という場合には、裁判とかっていう形にもなり得るかもしれないんですけれども、一応はそこの、例えば大型店舗とか、それから公共の施設、これは私どもが駅広とか道路というふうに考えておりますので、こういうところの責任者というふうな考え方をとっております。そういうことで、ご理解をいただきたいと考えております。      「答弁漏れだよ、答弁漏れ」「議長に聞け」と呼ぶ者あり] ○議長(和田善行君) あと二問。 ◆津賀幸子君 (続)小さい店舗もあるし、大きい店舗もあると言うことでしたけれども、それは今の条例のままでしていただきます。そこの部分は変えておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(和田善行君) 前からある店舗の扱いは。 ◆津賀幸子君 (続)はい。みなさんもよくご存じのとおり、以前からある、条例ができる前からある建物については、非常に今もいろいろな問題が出てきていると思うんですね。例えば駐輪場がなかったりとか、それからお店の規模を変更したり、扱う商品が変わったりとか、そういったことによって大分変化が出てきております。ですから、そういうところにこそ私どもはこういった駐輪場の設置が必要だと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(和田善行君) もう一点、「公共の場所」の定義。 ◆津賀幸子君 (続)公共の場所については、駅広――(「言った」と呼ぶ者あり)言いましたね。これは、ご答弁をいたしましたけれども、議長さんから指摘をされましたので、もう一度、公共の場所についてご答弁がないということでしたけれども、私が先ほどご答弁の中で申し上げました駅広とか、道路ということで考えております。(「今の条例にあるんだよ」と呼ぶ者あり)      [米井昌夫君登壇] ◆米井昌夫君 どうもお答えをいただきまして、ありがとうございます。まだ疑問が残りますので、重ねてお尋ねをいたします。  私は、法律に詳しくありませんので、常に素朴な疑問をさせていただくわけでございますが、「公共の場所」については、既にやっぱりおのおのと言いましょうか、そこにふさわしいと言いましょうか、管理すべきものというのが、ほかの法律や条例で私は個々にうたわれているものだというふうに考えます。先ほどお答えをいただいたわけでございますが、「公共の場所」という定義につきましては、駅広とか道路とかというお話もございました。この道路につきましても、国道、県道、市道、私道、いろいろあるわけでございますので、その辺のところをもう少し明確にお答えをいただければありがたいというふうに思っております。  そして、この整理員のことについてもお答えをいただきましたが、整理員をだれが任命をするといいましょうか、だれが(「書いてあるじゃない」と呼ぶ者あり)わかります――任命するのかということでありますが、整理員が道路の管理についてどの程度権限を持てるのかどうかということをお聞かせいただけますか。(「読んでから質問した方がいいよ」、「わからないから聞いたんだよ」と呼ぶ者あり)  そのとおり。先ほど申し上げましたように、素朴な疑問と申し上げているわけですから、私は提出者にお尋ねをいたします。      [津賀幸子君登壇] ◆津賀幸子君 二問目にお答えいたします。  まず、公共の場所ということでご質問がございました。大変素朴なご質問だということで、私の方も承っておきます。  これについては、現条例の中にも明確に書かれてございます。私どもは、この部分においてはさわっておりません。ですから、この第二条が生きておりますので、どうぞその辺をご理解いただきたいと思います。公共の場所につきましては、「道路、公園、駅前広場、緑地帯、その他の公共の用に供する場所をいう」ということで、ここに書かれてございますので、これをそのまま生かさせていただきます。  それから、大型店の任命者については、当然設置者ということでございます。道路の管理者については道路管理者、こういうふうにお考えいただきたいと思います。それから、さらに、当然管理者の責任がございますので、整理員については、その公共の場所を邪魔をしないように指導、整理をするものであります。これでいいのかな――。いいですか。(「それでいいの」「答弁になってないよ」と呼ぶ者あり)      [米井昌夫君登壇] ◆米井昌夫君 後で自分でも条例をしっかりと読ませていただきたいと思います。  一点だけ、それではお尋ねをいたしますが、例えば配置したとして、その整理員はどの程度の範囲まで整理というか、指導させようとするお考えを――整理員ですね、構想をお持ちなのか。(「隣接する地域ですよ」と呼ぶ者あり)隣接と言われれば、その範囲を答えていただきたいというふうに思うわけであります。      [発言する者あり] ○議長(和田善行君) ご静粛に願います。      [津賀幸子君登壇] ◆津賀幸子君 ただいまの三問目にお答えいたします。  配置された整理員は、どの範囲まで整理をしていくか、これは当然ご自分のところの店舗の前を考えていただければいいと思うんですね。       …………………………………………… ○議長(和田善行君) ほかに質疑はありませんか。      [「質疑なし」と呼ぶ者あり] ○議長(和田善行君) 質疑を終結します。       ───────────────── ○議長(和田善行君) 本案は、厚生委員会に付託します。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) 日程第三の請願陳情を議題とします。       ─────────────────      [請願陳情文書表は巻末に掲載]       ───────────────── ○議長(和田善行君) 請願陳情十八件は、お手元に配付した請願陳情文書表記載のとおり、それぞれ常任委員会に付託します。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) 日程第四、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に、上林謙二郎君及び瀬山孝一君を指名します。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) 以上で、本日の日程は全部終わりました。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ ○議長(和田善行君) お諮りします。  議事の都合により、あす二十二日から二十八日までは休会したいと思います。これにご異議ありませんか。      [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(和田善行君) 異議なしと認めます。  よって、そのように決しました。       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~
    ○議長(和田善行君) 次の会議は、九月二十九日、午後一時から開きます。  本日は、これで散会します。        午後六時十九分散会       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~ [出席者]   ▽出席議員(五十二人)      議 長  和 田 善 行 君      副議長  伊 藤 浅 由 君      議 員  熊 谷   稔 君  安 藤 信 宏 君           佐々木 照 彦 君  森 田 則 男 君           矢 野 光 正 君  林   利 宏 君           早 川 文 雄 君  斎 藤   忠 君           清 水 美智子 君  堀 江 は つ 君           浦 田 秀 夫 君  岩 井 友 子 君           津 賀 幸 子 君  田 中 恒 春 君           中 村   洋 君  浅 野 正 明 君           田 口   賢 君  田久保 好 晴 君           小 石   洋 君  長 野 貞 春 君           上 林 謙二郎 君  山 崎 とよ子 君           中 江 昌 夫 君  関 根 和 子 君           佐 藤 重 雄 君  佐 藤 哲 夫 君           大 沢   久 君  田久保 捷 三 君           稲 葉 澄 子 君  米 井 昌 夫 君           瀬 山 孝 一 君  佐 原 正 幸 君           櫛 田 信 明 君  村 田 一 郎 君           芳 賀 達 朗 君  池 沢 敏 夫 君           石 川 敏 宏 君  山 本 和 宏 君           滝 口 四 郎 君  長谷川 勝 巳 君           佐 藤   昭 君  小仲井 富 次 君           小 池 英 一 君  三 山   操 君           春 田 嘉 文 君  松 崎 節 生 君           倍 田 賢 司 君  村 岡 晴 彦 君           木 村 久 子 君  千 葉   満 君       ─────────────────   ▽説明のため出席した者            市長        大 橋 和 夫 君            助役        大 野 博 見 君            助役        岩 瀬   渉 君            収入役       田 中 聖 士 君            固定資産評価員   金 子 和 夫 君             広報部長     三 谷 哲 男 君             企画部長     鈴 木 繁 元 君             総務部長     大 木   勲 君             財政部長     増 岡 福 三 君             税務部長     石 井 清 夫 君             市民部長     直 江 庸 三 君             福祉部長     戸 川 謹 一 君             保健衛生部長   原 田   肇 君             医療センター事務局長                      佐 藤   義 君             環境部長     宮 沢   健 君             経済部長     白 石 安 昭 君             市場部長     下 野 敏 夫 君             建設局長     小 林   昭 君             計画部長     鈴 木   光 君             都市整備部長   田 沢 明 巳 君             土木部長     高 橋   博 君             下水道部長    宮 下 将 和 君             建築部長     小野尾 靖 二 君             消防局長     太和田   忠 君             財政部参事    織 戸 雅 夫 君            教育長       市 川 恭一郎 君             教育次長     茂 木 義 守 君             管理部長     金 子 岩 男 君             学校教育部長   渡 辺 俊 彦 君             社会教育部長   古 市 和 夫 君             選挙管理委員会事務局長                      岩 井 照 明 君             農業委員会事務局長佐 藤   晋 君            代表監査委員    篠 塚 弘 治 君             監査委員事務局長 中 台   明 君       ─────────────────   ▽議会事務局出席職員            事務局長      内 田   守             事務局次長    松 永 修 巳             議事課長     堀 内 清 彦             議事課長補佐   山 本 幸 村             議事課主査    幸 田 郁 夫             議事第一係長   素 保 憲 生             庶務課主幹    高 崎 健 治             副主査      寺 村 登志子             主任主事     太 田   勲             主任主事     岡   和 彦              主事      泉     肇              主事      我伊野 真 理       ~~~~~~~ ◇ ~~~~~~~  地方自治法第百二十三条第二項の規定により、ここに署名する。             船橋市議会議長  和 田 善 行             船橋市議会副議長 伊 藤 浅 由             船橋市議会議員  上 林 謙二郎             船橋市議会議員  瀬 山 孝 一...